ジュード・ロウ
2000年「リプリー」で、
アカデミー助演男優賞にノミネートされ、
一躍注目された、イギリス人俳優である。
「太陽がいっぱい」のリメイク作品で、
音楽は僕の好きなガブリエル・ヤレドだ。
監督は同じイギリス人のアンソニー・ミンゲラ。
以降ジュード・ロウは毎年のように、
必ずと言っていいほど話題作に顔を出した。
2001年「スターリングラード」、
ジャン・ジャック・アノー監督。
2002年「ロード・トゥ・パーディション」、
サム・メンデス監督。
2003年「コールド・マウンテン」、
アンソニー・ミンゲラ監督。
2004年「アビエイター」、
マーティン・スコセッシ監督。
ひとつひとつ、僕にとって、
思い入れのある作品だった。
2006年「こわれゆく世界の中で」で、
三度アンソニー・ミンゲラ監督作品に出演。
2年後54歳の若さで突然この世を去る監督の、
最後の監督作品となった。
彼の名声を不動にした、
96年「イングリッシュ・ペイシェント」の、
ジュリエット・ビノシュとの共演だった。
音楽も「イングリッシュ・ペイシェント」以来、
ガブリエル・ヤレドが全て担当していた。
ジュード・ロウも、ジュリエット・ビノシュも、
ガブリエル・ヤレドも、さぞ驚いたことだろう。
なんとなく僕は、アメリカより、
ヨーロッパが好きなのかもしれない。
1番だった国だから、1番に拘らないのだろうか。
ジュード・ロウは、ワトソンが似合うらしい。
きっとそういうことなんだろう。