海の物語,バディ-ス(Buddies)
櫻坂46に「Buddies(バディ-ス)」という楽曲があります.壮大な感じのアレンジで,同時に躍動感もある楽曲です.「Buddies(仲間,親友,相棒)」は,櫻坂46のファンの総称になっているそうです.なんか,いい感じですね.
私が「Buddies」という言葉を知ったのは,スクーバダイビングを始めたときです.スクーバダイビングでは,安全のために必ず二人一組で潜ります.その相棒のことをバディーと呼びます.
私がよく潜っていた館山の坂田(ばんだ)は,房総半島の先端の西に張り出した所にあります.そのため,北風が吹くと,少し高い波が発生します.夏には多くのダイバーが坂田を訪れますが,気温,水温が低くなる晩秋は,訪れるダイバーは少なくなります.寒くなると海水の透明度が良くなり,本当はダイビングに適した季節なのですが.
その日は,北風が吹いていて,少し海が荒れていました.クラブハウスには,常連のK氏と私.インストラクターのI氏とY氏の4人がいました.I氏の判断で,潜ることにしました.いつも使っている定置網用の漁船ではなく,ボートでポイントに向かうことにしました.
ポイントに着くと,ブイにボートを係留してエントリーしました.バックロールでエントリーして,海面で姿勢を整えてから,ヘッドファーストで海底に向かいました.打合せたわけではありませんが,4人がほぼ同時に海底に着きました.
昔の話ですから,その日の海底の状況は憶えていません.ただ,充実したダイビングであったことを今も記憶しています.チームワークは特に意識しなくても,個人のスキルがあれば,スタンドプレーから自然に発生するものだと思います.たぶん!
時が経てば,そこには誰もいなくなります.自然の理です.バディーが今どうしているかは知りません.それでよいのです.
Yo! 元気かい?
それでは,また,何時か何処かで.