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【教師として大切にしていること】を深堀りしてみる
Ahoj! TaRoです。今回は、↓↓自己紹介記事↓↓で書いた【教師として大切にしていること】を深堀りしてみようと思います。
今回の記事を通じて、皆さんが仕事をするうえで大切なことを考えるキッカケになれば嬉しいです!
教師として大切にしていること
■学び続けること
教師こそ学び続ける姿勢を示すべき。学ばない教師から学ぶことはない。
■自分が人生を楽しむこと
教師は子どもたちにとって最も身近な大人の一人。だからこそ、彼らに「人生って楽しいものなんだ!」と思わせられるのも教師の役割。
■想像力を働かせること
相手の裏にあるものを想像してみる。「何が彼らをそうさせているんだろう?」と考えられることは教師としての必須能力。
■とにかく謙虚であること
教師は偉くもなんともない。子どもたちから学ぶことを謙虚に受け止めて感謝する。傲慢な教師はいらない。
こんな感じで偉そうに書いていますが、一つ一つお話していきます。
1. 学び続けること
社会の変化はどんどん加速していて、特に生成AIのようなテクノロジーの進化によって、世の中の常識や価値観が変わるスピードも速くなっています。そんな時代に生きる子どもたちを育てるには、教師自身が学び続けることが欠かせません。
「先生」という言葉は、もともと「先に生まれた人」という意味があります。でも、ただ年齢が上だったり、経験が長かったりするだけで、良い教師になれるわけではありません。本当に大事なのは、時代の「先を生きる人」として、時代の流れを理解し、新しいことを学び続ける姿勢です。
「最近の若いやつは…」なんて言葉をつい使ってしまう人もいますが、教師がそれを口にするのは避けるべきです。そういう言葉を使うと、若い世代を理解しようとせず、自分の考えに固執してしまいがちだからです。むしろ、時代の変化を柔軟に受け入れ、子どもたちに「大人になっても学ぶことは当たり前」と思ってもらえるような姿勢を見せることが大切です。
学び続ける方法はいろいろありますが、読書はとても有効です。本を通じて新しい知識や価値観に触れることで、教師自身の視野も広がります。知識をアップデートし続けることで、子どもたちにとって良い学びの手本になれるのではないでしょうか。
2. 自分自身が人生を楽しむこと
教師という仕事は、楽しいことばかりではありません。時にはしんどいことや、うまくいかないこともあります。でも、いつも疲れた顔をしていたり、大変そうな雰囲気ばかり出してしまうと、子どもたちは「大人になるのって大変なんだな…」と感じてしまうかもしれません。
もちろん、しんどいときに無理に明るく振る舞う必要はありません。ときには「今日はちょっと疲れたな」と素直に言うことも大切です。ただ、大人も日々の中に楽しみを見つけながら生きていることを、子どもたちに伝えることが大事だと思います。
「教師はプライベートの話をすべきではない」という考え方もありますが、適度に自分の好きなことや楽しいと感じていることを話すのは、むしろプラスになるのではないでしょうか。教師も一人の人間として、充実した生活を送っていることを伝えられたら、子どもたちは「大人になるのも悪くないな」と思えるかもしれません。
3. 想像力を働かせること
子どもが問題行動を起こしたとき、ただ「困った子」として見るのか、何か理由があって「困っている子」なのかを考えるかで、対応の仕方は大きく変わります。
子どもの行動の背景には、家庭の事情、友達との関係、心の中の葛藤など、さまざまなものがあります。ただ目の前の行動だけを見て決めつけるのではなく、その裏にあるものを想像することが大切です。
これからの教育現場では、ますます多様な子どもたちと向き合うことになります。発達障害のある子、異なる文化や国籍の子、ジェンダーや宗教の違いを持つ子——それぞれの背景や価値観を理解しながら接することが求められます。
想像力を育てるには、日頃からさまざまな価値観に触れることが大切です。読書や映画、実際にいろんな人と関わることで、他者の立場を想像する力が身につきます。想像力があれば、子どもたちが抱える悩みや課題に、より適切に寄り添えるのではないでしょうか。
4. 謙虚であり続けること
教師という立場にいると、つい「自分は正しい」と思い込んでしまうことがあります。私自身、若い頃はそういう考えに陥っていたことがありました。子どもに謝るのは「負け」だと思っていた時期もあります。でも、今は違います。子ども相手だからこそ、間違ったときにはきちんと謝ることが大切です。
教師は、子どもたちにとって「大人の代表」でもあります。だからこそ、大人が間違いを認める姿勢を見せることで、子どもたちも「謝ることは悪いことじゃないんだ」と学ぶことができます。
また、謙虚でいるためには、「感謝すること」がとても大事です。教師は、一人で教育をしているわけではありません。子どもたち、保護者、同僚、地域の人たち——たくさんの人に支えられて成り立っています。そのことを忘れず、「ありがとう」を素直に伝えられるかどうかが、教師としての姿勢を決めるのではないでしょうか。
「ありがとう」と「ごめんなさい」が自然に言える人は、同時に謙虚な人でもあります。教師という立場だからこそ、この2つの言葉を大切にしていきたいものです。
最後に
ここで書いたことは、あくまで「自分が大切だと思うこと」です。教師それぞれに、それぞれの考え方や価値観があり、自分なりの軸を持って子どもたちと接していくことが大切だと思います。
「こうすべき」と押しつけるのではなく、自分はどう考えるのか、自分にとっての教師としての軸は何なのか、仕事をするうえでの大切にしたい価値観は?——そうしたことを考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後の最後に少しだけ、自分のことを…。
私は、ここで述べたような教師像に近づくために「チェコへの海外留学」という選択をしました。偉そうに語っていますが、正直なところ、まだまだこんな教師になれたとは到底思っていません。そして、37歳という年齢でキャリアを一度ストップさせることに、不安がないわけではありません。
それでも、このチェコでの経験や学びが、これからのキャリアに必ず生きてくると信じて、学び続けようと思っています。このnoteを始めたのも、ここに書いたからにはやるしかない!と自分を鼓舞するためでもあります。そして、さまざまな方の記事を読ませていただきながら、「自分なんてまだまだだな…」と感じつつ、多くのことを学ばせていただいています。感謝です!!
これからもたくさん学ばせてください。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。もしよろしければ、「スキ」やコメントをいただけたら嬉しいです。それらが、これからもnoteを書き、学び続けるための励みになります。