【メンバー紹介】 孤独なアフリカ駐在妻と駐妻カフェとの出会い
ブルキナファソからぼんじゅーる!
駐妻カフェ ライターチームのてんやわんやママです。
てんやわんやママって、どんな人?
駐在妻になって、7年め。
アフリカ育ちの3歳と5歳の娘たちがいます。
これまで駐在妻として、ベナン共和国に2年暮らし、ブルキナファソでの生活は5年めを迎えました。
アフリカ生活がどれだけ長くなっても
母親として、
駐在妻として、
アフリカに暮らして、
しょっちゅう落ち込んで、ひとりで勝手にネガティブになって、異国で負のループに入り込むめんどくさい性格は変わりません。
どんどん遠くなる日本、子どもの教育、病気の不安、毎日起こる停電と断水、いつまで経っても苦手なフランス語、専門性のない職歴、日本の友達から置いてけぼりになっていく感覚……。
1年365日のうち、300日くらいは悩んでいるアフリカ駐在妻です。
駐妻カフェに入ったきっかけ
きっかけは、育児ノイローゼになったこと。
当時、長女が3歳、次女が1歳でした。
ブルキナファソの幼稚園は、夏休みが3カ月もあるんです。
そんな理由で、平日はずっと家で過ごしていました。
——2人に振り回されながら、トイレにすらゆっくり行けない
——「自分の時間」というよりも、ゆっくり座れる時間すらない
——自分のペースで、できることなんて何にもない
——毎日ごはんの支度をするので精一杯で、フランス語でやりとりをして、慣れない外国人の友達を家に呼ぶ余裕なんて全くない
——そもそも、ママ友と呼べる人なんていない
そんな毎日を過ごしていたら、イライラして、娘たちにきつく当たることが増えていきました。私のストレスを感じ取ったのか、娘たちも朝からずっと機嫌の悪い日が続くように。
余裕のない母親と、ずっと機嫌が悪い長女、床にひっくり返って泣いてばかりの次女の3人。
朝、夫が家を出て、子どもたちと私だけになるのが怖くなり、イライラしたり、悲しくなったりが止まらず、夜も眠れなくなりました。
気づくと、泣きながら娘たちの遊び相手をしていました。
でも、ブルキナファソに相談できる人はいません。
眠れない夜に、インターネットで育児の悩みを検索しはじめました。
検索していく中で「どうやら、育児ノイローゼかもしれない」ということに気がつきます。藁にもすがる思いで「育児ノイローゼ 対処法」なるものを検索していきました。
そんなときにたどり着いたのが、駐妻カフェ運営責任者を務める飯沼ミチエさんのブログ。
ミチエさんのブログをむさぼるように読んでいく中で、
・海外で育児に悩んでいる人がいる
・私のように孤独に苛まれている駐在妻がたくさんいる
ということを知りました。
自分一人だけが真っ暗闇の中にいるようでしたが、「ひとりじゃない」、「同じような思いをしている人がいる」ということを知れたことに、どれだけ救われたでしょうか。
しばらく、ミチエさんのブログをこっそりと読む日々が続きました。そしてある日、駐妻カフェで運営メンバーを募集している記事を見つけます。
そんな思いで、迷わず応募したことを覚えています。
こうして、2020年から駐妻カフェの運営メンバーとして活動することになりました。
キラキラしてなくたって、いい
前回の記事に、こんなことが書かれていました。
ブルキナファソでの生活は、華やかでも優雅でもありません。
断水で水が出ない日は、少し茶色い貯水で水浴びをします。
(おまけに手桶を買わずに、タッパーで代用するズボラっぷり)
日本人の髪質に合った美容院がないので、髪の毛は伸ばしっぱなしで、いつもボサボサ。
ここには既製服のお店も、ほとんどありません。自分の服も、子どもの服も、現地の市場で古着の山をあさっています。
オシャレで華やかな駐在生活に憧れたこともあります。
でも駐妻カフェで、たくさんの駐在妻、駐在家族の姿に触れられたからこそ、
と思えるようになりました。
だって環境も状況も、みんな違うから。
駐在妻7年めの今でも、苦手な育児に悩み、文化の違いに戸惑い、落ち込んで、夫に泣きつくことがあります。しょっちゅうあります。
でもボサボサ頭でも、停電と断水に負けずに、ブルキナファソの生活を楽しもうとしているのが私。
悩みながらでも、文化も言葉もちがう異国の地で、元気に過ごしているだけで、すごいこと。私にとっては、それだけで「はなまる」なんです。
キラキラしてないし、誇れるキャリアもない、再就職に向けて努力している駐在妻でもありませんが、「こんな駐在妻もいるんだ」ということを知ってもらえたら、うれしいです。
アフリカ大陸から、どうぞよろしくお願いします。
生き方はひとつではありません。
海外生活は、新しい経験ができる貴重な機会でもあります。
あなたの不安がひとつでも消え、前向きに生活できるよう、駐妻カフェメンバー一同願っています。
一緒に海外生活を楽しみましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?