ディープステート、不正選挙、コロナデマ……Qアノンの日本版「Jアノン」も! 広がる陰謀論とGAFAの対応
――近年、世界的に陰謀論が蔓延しており、その拡散装置として、フェイスブックやYouTubeが使われてしまっていることから、GAFAに対する批判も出ている。一体、なぜ今の時代に荒唐無稽な陰謀論が広がるのか? そして、それらに対してGAFAは、どのような対策を立ててきたのか?
Qアノンの「シャーマン」ことジェイコブ・アンソニー・チャンスリー。(写真/Win McNamee/Getty Images)
新型コロナウイルスは、闇の組織が人類を支配するために生み出したもので、ワクチンを接種すると体内にマイクロチップが埋め込まれる……そんな荒唐無稽な言説が、一部で熱狂的な支持を集めている。
このような陰謀論は主にインターネット上で、SNSや動画サイトなどを通じて拡散されている。その内容について「バカバカしい」と一笑に付すのは簡単だが、米国では陰謀論の信奉者たちによって連邦議会議事堂が襲撃されるなど、シャレにならない事態も発生している。さらに、米国に限らずこれらの言説は今や世界中に“輸出”されており、日本でも独自の発展を遂げているという。
荒唐無稽な陰謀論が支持される背景には、どんな事情があるのか。また、世界的なIT企業であるグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル(GAFA)は、これら陰謀論にどう対処しているのか。識者に話を聞きながら探っていく。
JアノンはQアノンと別物! 陰謀論の焼き直しと再利用
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