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「That even if the hungry dog hesitates to eat」

「夫婦喧嘩は犬も食わない」
(男1:女1) コメディ 10分



夫婦喧嘩(自宅で)

夫:ベンジャミン (アメリカ人)
妻:めぐみ (日本人)
共働き。アメリカの大学院でポスドクとして働いている。

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(冬の夜11時。寝室から呼びかけて)
【ベン】Hey Babe. Come to bed. Do them tomorrow. What still are you doing?
めぐみ? まだ寝ないで何してるの。早くベットにおいでよ。

(めぐみはまだパソコンでメールを打っている)
【めぐみ】Ben. I must send back a message to Greg Professor ASAP even if it's midnight. He always get mad to something and me. Did you set up the dishwasher? You said you were washing dishes for me.
ベン。グレッグ教授にメールを送らないと寝れないわ。知ってるでしょ? ねぇ、食洗機の音が聞こえないんだけど、本当にやってくれた? やってくれるって言ってたじゃない。

【ベン】 Leave him. He is crazy. he knows the message shouldn't send back the midnight.
ほっときなよ。グレッグはイカれてる。彼は夜中にメールを送るべきじゃないって知っててやっているんだ。

(ちょっとアップセットしたかのように。でも落ち着いて)
【めぐみ】 I know! I agree that. But he say he don’t write any letter to my next work head-office if I don’t answer his messages. No recommendation letters is dead.
分かってる!でも、でも教授が言ったの。仕事に就くには教授の紹介状が必ずいるんだって。それで私には絶対書かないっていうの!私もう論文3つも出してるのに卒業させてくれないのよ!!

【ベン】 We might a call to HR of University, Megumi. Greg went far from us.
HRエイチアールに連絡するべきだろうね。グレックは明らかにやり過ぎだ。

(疲労と精神圧迫で混乱状態のめぐみ)
【めぐみ】 I… I’m scary. He’ll definitely get mad and interrupt my career. I also couldn't believe my future. I've continuing this progress to get PHD of chemistry forever because of Greg. I feel my every efforts are going to fails.
わたし。わたし、こわい。グレッグは絶対に許してくれない。私の就職を邪魔するわ。アメリカまで来て、時間もお金もかけて博士号を取ろうとしたのに。この5年間の全てが無駄だった!!一つ目の論文なんて一年目に学会に出してるのに!

【ベン】 Oh yes, Megumi. I’m too. We might go to see counselors of University. We have too much disappointments to progressing of PHD because of Grag. Counselors and HR will listen to us.
めぐみ……そうだね。僕もそうだ。うーん……大学で無料カウンセラーを受けることが出来たはず。一緒に受けよう。とてもじゃないけど、このまま努力し続けることなんて出来ないよ。
カウンセラーもHRもちゃんと対応してくれるさ。

【めぐみ】 What is that, HR? Ben.
HRってなに?ベン。

(ベンはなんで聞かれたのか分からない)
【ベン】 hum... HR is the Human Resources.
え?うーん。HRはHRだよ。

【めぐみ】 What is this?
だから何?

【ベン】 What? Why don’t you know that?
何って?なんでHRを知らないの?

【めぐみ】 Why!? English is not my first language, Ben. You must explain that for me. I don’t know words forever if you hate to teach me English.
なんで??英語は私の第一言語じゃないからよ、ベン!
説明してくれなきゃ分からないわ。貴方が説明してくれなくちゃ!

(あっそう。と少し得意げな雰囲気のベン)
【ベン】 Ah. You don’t know. It’s okay. I'll do them all.
あ〜。知らないんだ。いいよ、いいよ。僕が全部やるから。

【めぐみ】 Ben!!! I said that you must teach me. Stop to take me as a fool!
ベン!! 私は教えてって言ったの!
馬鹿にするのは大概にして!!

【ベン】 I don't take you as a fool, babe. I help you.
馬鹿になんかしてないさ。助けたいだけだよ。手伝いたいんだ。

【めぐみ】 So, why don't you teach me that word!?
それでどうして教えないことになるの!??

( ベンは憤慨して。でも偉そうに)
【ベン】 You don’t need to know this! Because I’ll do everything!
知る必要がないからさ!!だって僕が全部やるんだから!

【めぐみ】 That’s why you take me as a fool!!
Why don’t you let us do together!? Because you think me idiot.
それが馬鹿にしているっていうのよ!!
なんで一緒にやろうとしないの?私のこと馬鹿にしているんでしょ!?

(伏せ字でピーって言ってもいいです)
【ベン】 f◯cking babe. When did I take you as a fool!? You seem to have too much work and be tired! Is it bad thinking let you have less work?
はぁ!?巫山戯んなよ!!いつ僕が馬鹿にしたって言うんだ!
君がどう見ても働きすぎで疲れているから、仕事を減らしてあげようって思っただけだ!それが悪いのか!!

【めぐみ】 Yes!!! Of course!!!
そうよ!!!

(ちょっと引いて)
【ベン】 Stupid female.
馬鹿な女だなぁ、お前って。

(めぐみが怒り狂って)
【めぐみ】 What!? You and I are same! Ben!! Thank you for bring the heavy bag when I ask your a favor.
But, IT NOT HEAVY BAG, BEN!!
なんですって!?
なんですって!!?
わたしの貴方は同じ同じ人間なのよ。
ベン!どうもありがとう、いつも重い荷物を持ってくれて!お願い聞いてくれて!!
でもこれは荷物じゃないのよ!!!

【ベン】 Why don’t you say just thank you!?
なんで君はただ「ありがとう」が言えないんだ!?

(どすどすと台所に歩くめぐみ)
【めぐみ】 Because I angry (that) you take me as a fool!!
I must calm down. get some water.
なぜなら!あんたが私を馬鹿にしているから!!
ぁぁ……。落ち着かなきゃ。水を飲まなきゃ。

(呆れたようにベン)
【ベン】 That's good idea.
ぜひ飲んで。

(台所から叫ぶ)
【めぐみ】 Ben!!!!!
Why haven’t you washed dishes!!? You said you did.
ベン!!!
なんで!皿を洗ってくれてないの!!やってくれるって言ったじゃない!!

【ベン】 I thought I was going to do this.
今やろうと思ってたよ。

(ストレスで吐きそうな絶叫のように)
【めぐみ】 NOOO!!! You were going to bed, Ben. You said you help me when I was washing dishes. DONOT SAY HELP ME WHEN YOU DONT HELP ME!!!
違うでしょ!!?
寝るところだったじゃない貴方!!
どうして私が皿洗いをしようとした時に、僕がやるって言ったの!?
やるって言ったことは、ちゃんとやってちょうだい!

(ベンもキッチンに出てくる)
【ベン】 But I thought I wanted to help you. so I said! What's the matter?
だって助けたいって思ったんだ。だから手伝うって言ったんだ。それの何が悪いの?

【めぐみ】 When you say you help me! YOU MUST PROMISE YOU COMPLETELY HAVE DONE. Let me believe you!!!
貴方が手伝うって言ったら、ちゃんと手伝って!!最後までやって!信用出来なくなるでしょ!

【ベン】 Believe me, Megumi. My babe!
なんでよ。信じてよ、めぐみ。

【めぐみ】 You must to teach me what the meaning of Human Resources.
ならHRの意味を教えなさいよ。

【ベン】 Why not!?
なんでだよ!??

(言葉を失っためぐみ。罵りながらベンの足の脛を蹴ってバキィッとすごい音がする。めぐみの足指からだ)
【めぐみ】 Bastard!!!(バキィッ)
このクソ野郎!!!

(怒りもどこかに消えて驚くベン。続けて怒り狂っているめぐみ)
【ベン】 Hey Megumi!? What a sound!?
めぐみ!?なんの音!?僕の足を蹴ったけど凄い音したよ!

(めぐみは手を振り回して。ベンは手を引っ込める)
【めぐみ】 Don't touch me!!! I can’t believe you anymore!!
I don't want to stay with you!
触んないでよ!!もう貴方なんて知らない!
どっかに行って!一緒に居たくない!!

(ちょっと笑ってベン)
【ベン】 So what? This is my house. How you will leave from me.
どっかに行って?ここは僕の家だよ。
1人になりたいなら何処にでも行けば良いさ。

(怒り狂って)
【めぐみ】 So What!? SO WHAT!! I'm going!!!
なんですって!?もういい!
わたし出ていく!!

(ちょっと驚いて。右足を庇いながら歩くめぐみを追う)
【ベン】 Where are you going!? Hey, calm down babe. And show your right foot. it was the awful sound. It might broken.
出ていく!?ねぇ、落ち着きなよ。
やっぱり右足痛いんじゃないの?歩き方変だよ。
凄い音してたし、骨折れてるよ。

(玄関外は雪が降っている。めぐみは少し躊躇うが家を出る)
【めぐみ】 I don’t believe you.(ドアの開閉の音)
折れてない!出てく!!

(ベンは驚いて)
【ベン】 Hey!! Today is snowing!! you will be die in snow. come back!!!
ちょっとまてよ!!雪の中どこに行くっていうんだ!!氷点下-14℃だぞ!!

(雪の中、ドスドス歩いていくめぐみ。幸運か雪はくるぶし程度までしか積もっていない。)

(呟くように。自分に言い聞かせて。)
【ベン】 She can’t go far. There isn’t any shop near here. But she has broken foot. It seems painful...she couldn’t walk straight. WAIT…….Did she wear her shoes??
そんな遠くまで行けないさ。近くに店なんて何もないし。
でも……本当に骨が折れていたら?あれは痛そうだった。
真っ直ぐに歩けていなかったし、踵で歩いてたから足音もおかしい。
ん……。あれ、めぐみの靴がある。靴!?

( 玄関の靴を確認する。めぐみは靴を履かずに裸足で出掛けたようだ。)
【ベン】 SHE DIDNOT PUT HER SHOES!!!
(飛び出して雪の中めぐみを探しに出るベン)
めぐみ!!!あいつ、靴を履かずに出て行った!!!
めぐみ!!!帰ってこい!!


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(扉の開閉音)
【ベン】 F◯cking cold babe. I’ll prepare to take a bath. Get more blankets.
ぁあ。骨まで染みる。寒い。湯船にお湯を入れるから待ってて。ブランケット被ってなよ。

(怒り冷めやらない様子。しかし疲れ草臥れている)
【めぐみ】 Don’t do that. I’ll do all. I don’t need you.
いい。自分でやる。全部自分でやるから。あんたなんていらない。

【ベン】 Hey, babe. I’ll help you. Believe me. Okay? We can’t live alone.
そんなこと言うなよ。めぐみ。手伝いたいだけなんだ。助け合おうよ。ちゃんとやるから。

( 無言でブランケットを身体に巻き付けるめぐみ)
【めぐみ】......

【ベン】 Okay. let's see a doctor for your right foot. But now is at midnight..! humm...
医者にも行かないと。でも真夜中だ。どうするかぁ。

(パソコンで直ぐに調べ上げるめぐみ)

【めぐみ】Univercity has an emergency hospital. We also can use it. I'll go to it after taking a bath.
今、調べる。
大学に緊急医療センターがあるみたい。私たちもそれを使えるよ。風呂に入った後に行ってくる。

【ベン】 I'll drive for you.
運転するよ。

【めぐみ】 I don't need you.
結構。必要ない。

【ベン】 Babe. How can you drive a car without right foot? you need help. Let me help you, Megumi.
めぐみ。そんなこと言ったって、どうやって車を運転するんだよ?左足でアクセル踏むの?無理じゃないかな。

【めぐみ】 Teach me English. What does Human Resources is.
英語を教えて。HRの意味。そしたら、運転させてやらなくもない。

(宥めるように頭にkissして)
【ベン】 Okay… Okay… it was my fault. I’m so sorry. I don’t take you as a fool any more.
分かった。分かった。僕が悪かったよ。馬鹿にしたつもりなんてなかったけど、君が馬鹿にされたって感じたんなら謝るよ。ごめん。

(足は痛いし。教授のせいで不眠で頭も働かない。寒いし。これから病院に行かなきゃならない。隣の旦那は共感力に乏しくて、腹の底からの苛立ちが込み上げる。)

【めぐみ】And Do DOGEZA.
それから土下座して。骨折した分ね。
あんたの足を蹴って骨折したんだから。

(ちょっと笑って、もしくは面白がって)
【ベン】Don’t kick my foots anymore, Honey. You brake your bones.
もう僕の足を蹴ったらダメだからね。骨折するんだから。

【めぐみ】It depends on you.
あなた次第よ。

【ベン】Hey, Megumi? Do you kick my foots even if you brake your foot-bones??
え……。ねぇ、めぐみ?もしかして自分が骨折することが分かっていても僕を蹴るの?

【めぐみ】And let you do DOGEZA.
そして土下座させるわ。

【ベン】You... you are such a baby, Honey.
君……、君ってそんな子どもみたいなこと言うの?

【めぐみ】Okay. We are divorced. I've loved you long time.
分かった。離婚ね。さようなら。大好きだったわ。

【ベン】Wait...Wait... Megumi. I'm sorry. I'm sure (that) I'll do DOGEZA when you kick my foot and brake your borns. I'm so sorry Babe.
いや、待って。待ってくれよ。ごめん!ごめん。謝るから。
土下座もするよ。君が僕の足を蹴って骨折する度に、土下座する!!僕が悪かった!だから……、だから……。


【めぐみ】 ……Okay. Would we make a complain together to HR? about……Grag?
ベン。一緒にHRへの手紙を書いてくれるわよね?そうゆう場所なのよね?

(頭にキスして)
【ベン】Sure. For sure, Megumi.
もちろんだよ。……説明もするよ。めぐみのためにね。

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