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明けない夜はないとは言うけれど、

やまない雨がやみ晴れたあと、明けない夜が明け朝を迎えたあと、そこに、どんな景色が広がっているのか見えてしまうことが怖い。
この明けない夜が、このやむことのない雨が終わってほしいと願うその一方で、わたしはこの降り続く雨の残した爪痕を覆い隠す夜がいつまでも続いてほしい。そう願ってもいる。

でも、いつか、いつの日か、夜明けのその先で降り続いた雨が残した爪痕とわたしは向き合いたい。








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