海辺の街のレモンクリーム 料理のある風景4
第一弾、第二弾、第三弾とつづいてきたわたしの妄想シリーズ第四段でございます。みなさまのnote読んだ時のイメージを元に、妄想膨らませて物語風に。
いつものたぬきの七変化で、文体を変えてます。決しておかしくなったわけではありませんので。。。そもそもちょっとおかしい?(笑)。否定できない(泣)。
どなたからインスパイアーされたのかは、今回もひ、み、つ。
海辺の街の晩夏をイメージしてくださいませ。
では、いつものように葉っぱを頭に乗せて、くるぽんぱっ
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夕凪の優しい空気が肌をなでる。
今日にさよならする光が
檸檬をほんのり茜色に染めて
ひとつもぐとトパーズ色のかをり
白い大地と強い太陽が育むきらめき
昼間の熱を残した大地を素足で愛でながら
スカートをひるがえしてキッチンへ
オーブンに入れた肉の焼き具合をたしかめる
広がる肉とハーブの織りなす豊かな香り。
前菜はカプレーゼ。やっぱりモッツァレラはブーフォかな。
ひとり、またひとりとテラスの賑わい。
ワイン片手に花びらのように舞う言葉たち。
あとはパスタを仕上げるだけ。
フィオリーナがもってきてくれたパセリを忍ばせたタリアテッレ 。
茹でるとうっすらと透ける緑が美しい。
スライスしたレモンとバターをフライパンに入れて。
ほんのり漂い始める爽やかさ。生クリームを注いで。
ざっと湯切りしたパスタを入れ、パルミジャーノをぱらぱらと。
さっとまぜてお皿へ。そしてテーブルへ。
賑わいの中に、湧き上がる歓声。
この瞬間が好きで、料理をつづけているのかもしれない。
遠くから響く晩鐘。
今夜は素敵な夜になりそう。
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登場したお料理
タリアテッレ レモンクリーム
生クリーム
バター
パルミジャーノ・レッジャーノ
レモン
タリアテッレ
レモンは火を入れて酸味を和らげ、生クリームに爽やかさを移す感じで仕上げてます。
パスタは卵黄だけで練って、薄めに伸ばして、ふつっと歯切れの良い感じに。
タヤリンの生地とほぼ同じ作り方してます。
薄くしても主張し過ぎない強さが残って好きなのですが、生地が粘土の硬さ。
伸ばすの大変&端がぼろぼろしやすい難しい生地。まだまだ修行が必要なようで。
イタリアン・パセリを挟んで、ほんのり香りと彩を添えて。
コースメニューでメインがお肉なんかで重い時に。
※残った卵白は、オムレツもどきに。いずれどこかでご紹介を。
💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦
ちょっと後書き
エレガンス漂う感じにしたかったのですが、、、
そもそもわたしが作る料理といつもの皿ではね〜。
そこはみなさまの想像力で補ってお楽しみいただければ嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
素敵な一日でありますように。