新鮮な魚に手を加えるバカモノ(笑) ぶり丼
すこしづつ秋も深まってまいりましたね。
朝夕の風が冬を帯び始めて。
深まりゆく秋とともにもたげてくるのが結局南極の食欲。
お魚さんたちも冬に備えて脂がのってまいります。
わたくしのお腹にも(泣)。自分が豚バラになってどうする!
鍋になってしまいそう、はどこかでご紹介を。
新鮮な魚、包丁研ぐくらいしかすることありません!な料理人ゴロシ
ではございますが、ひと手間加えたくなってしまうバカモノのわたし。
みなさまご存知のものと思いますし、作り方というほどのものでもありませんが、
極安新鮮なぶりさまがいらしたので、PATA流のぶり丼。
ご笑覧いただければ嬉しいです。
まだ寒ブリほどには脂が乗っていないぶりの背の方、お刺身でも十分美味しゅうございますが、鉄の混じった感じの匂いが少し苦手なわたし。なんせ干物と酢蛸で育ったもんね〜。生蛸食べた時の衝撃は今でも忘れません。で、話を戻すと、これと炊きたてご飯一緒になると強く感じてしまうので、一手間。
【作り方】
もれなく葉っぱ好きとしては欠かせない青紫蘇。もそもそ感なくしたいので、もう、腕の許す限りほそ〜くほそ〜く。んんん、髪の毛まで行ける時と、いか薫になってしまう時が。。。気持ちの乱れが包丁の乱れ、まだまだ未熟ものでございました(泣)。
↓こちらはもそもそは平気で、がっつり紫蘇感があった方が好きな人向け。相手の好みに合せるのも料理人の務めでございます。
魚切る時は、心して包丁研いでから望みますっ!と一度ぐらい言ってみたい。研石高いもんね〜。そもそもステンレスの包丁だし。
で、研ぎ器でシュッシュッでお茶濁して。
これで研いだらわたしの文章のキレも良くなるかしらん?
漬けにするのがきらいな人向けに普通にお刺身も。食べる人の嗜好の把握は料理人の第一歩。てへへへ。何回も地雷踏んでいるわたし。
意外に難しいのが切る厚み。和食の板前さん曰く、魚の味と包丁入れた時の感触で厚みを変えるとか。厚いと食感悪くなるし、薄すぎると味わいが減るし。筋の入り具合もあって。刺身切るだけでも沼がまっているとは。
胡麻を当たって香りをたてて、魚くささを消す作戦。
このあたり鉢、離乳食用で、栗きんとんなようなものを作った時に使った裏ごし器、レモン絞りがセットになってて、丈夫、収納場所取らない、プラなので油でも大丈夫、少量でも無駄なく作れる、の四拍子揃った優れものでございます。
漬けだれは、濃口醤油2:みりん1で合わせて、山葵と胡麻も入れて。甘めがお好きなら1:1で。ひたひたぐらい。時間があれば加熱してみりんのアルコール飛ばして冷まして使った方が美味。切ったぶりにお浸つかりいただいて。食べる直前ぐらいでちょうど良い感じ。
ご飯もって、ぶりさまをお乗せして、ぶりのお味がのった漬けダレを回しかけて。
紫蘇をふわっと盛ってできあがり。ご飯の上に海苔切ったものを載せてもおいしゅうございます。
新鮮な鯵、鯖、鰯、秋刀魚でも。
お茶かけてお茶漬けにする、という荒技もございます。
具入りラー油かごま油、たたいたネギと生姜加えて中華風という禁断の道も(笑)。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
今日の一日が素敵でありますように。