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【すっぱいチェリーたち🍒】 スピンオフ千代子と仲間編

今回は学園モノ
【すっぱいチェリーたち🍒】


このたたき台から、ご自身でどうぞご自由に創作してください。

登場人物も自由に動かしてもOKですし、新たな人物を入れ込んで頂いてかまいません。



★キーワードは『すっぱければすっぱいほど輝く』です。

存分に、あなたの個性をすっぱく輝かせてください。



ルールは主人公の「ウリ少年」を必ずどこかに絡ませること、のみです。

(通りすがる程度でもOKです)

そうすることでストーリーがおのずと紡がれて行くからです(たぶん)。



投稿の際、 #すっぱいチェリーたち  とハッシュタグをつけてください。

主人公以外のお話には「スピンオフ〇〇」とメインになる人物の名前を入れてください。

→例)【すっぱいチェリーたち🍒】スピンオフnote太郎 など。

主人公がメインになるとき

→例)【すっぱいチェリーたち🍒】捨てられないコーラ缶 など。

一緒に楽しみましょう🎶


では、レッツ妄想!

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「おはよ〜千代子ちよこ千代子 大ニュース大ニュース!」

カバンもおろさず、挨拶もそこそこに千代子の元に壽賀美すがみが走ってきた。



「もう〜何よ!大ニュースって。またLIVEのチケットが当たったとかそういうのでしょ」



「違う違う!あのね、盛男 もりお彩子さいこに告白してフラレたらしいよ」



「え〜本当?」


「うん。さっき保健室の前を通った時、誰かと茶保ちゃほ先生が話しているのを聞いちゃったんだよねぇ」





「その話、わたしも聞いた」と八木風歌やぎふうかも小声でささやいてきた。





歌が大好きな風歌は、授業が始まるまで音楽を聴いていることが多い。





その風歌が珍しくノッてきた。





「盛男のいつものパターンみたい」





「あ〜勘違いから始まる恋ねぇ」






3人で盛男に視線を送る。





盛男は、阿久あくたちとじゃれ合っているが、少し元気がないようにも見える。





「だいたいさぁ、彩子は可愛くて一軍なんだから告白するなら作戦を練らなきゃ上手くいくわけないよね」と風歌が言うと





「そそそ。盛男はすぐ燃え上がっちゃうからダメなのよぉ」とわかったようなことを言う千代子。





「それにさぁ、私の勘なんだけど、彩子は転校生の千葉ヨメン君のことが気になってると思うんだよね」と壽賀美。






壽賀美は、こういう勘がなぜか鋭い。






誰と誰が付き合っているとかだいたい当たる。






TVドラマが大好きだから予想がつくそうだ。







何それ!  と千代子は思っているが、ホントに当たったりしちゃうからあなどれない。





それを自慢するわけでもなく、風歌と千代子と三人で盛り上がっていることが楽しいようだ。





「わかるぅ〜彩子はアメリカに住みたいとか言ってたし、ヨメン君はイケメンだもん。それに声もいいもんね」と風歌。





三人の中で一番イケメン好きな風歌。





彼女が好きになる男子は、サッカー選手似が多い。





「あっ勘違いしないでよぉ。まだヨメン君のこと観察中なんだからね。わたしは、秀でた才能に惹かれるタイプなの知ってるでしょ?」





観察中ということは、彼氏候補ってことじゃんと突っ込みたかったが千代子は口に出さなかった。






たしかに今まで好きになった人は、ただかっこいいだけではなかった気がする。






そうなったら彩子がライバルになるのかぁ。






それはそれで楽しみが一つ増えたわぁ〜とも壽賀美も心の中で思っていた。






この時、彩子とヨメン君が実は双子の姉弟きょうだいだったなんて誰が思うだろうか。





さすがの壽賀美もこれには気がつくはずもない。





もちろん彩子だって、まさかヨメン君が弟だなんて夢にも思っていない。





(彩子さんにいつ僕が弟だって打ち明けようか)





ヨメンは、盛男や阿久と話しながらもチラチラ彩子を見て、そのチャンスを伺っているのだが、





(ヨメン君、やっぱりカッコイイ!)





(けっこう目が合う気がするんだよねぇ)








彩子は、ヨメン君にますます興味を抱き始めている。






「もし、彩子とヨメン君が付き合ったら盛男ショック受けるよね」と千代子。





「だよねぇ。そもそもヨメン君は盛男が彩子を好きだったなんて知らないよね?だって転校してきたばかりだし。ましてフラレたなんて知っているわけないよね」と風歌。





「そんなこと言ったって恋は始まっちゃうものなのよ。ラブ・ストーリーは突然に🎶🎶」と壽賀美。





「あの日〜あの時〜あの場所で〜🎶🎶」と突然三人が歌い出すと






盛男たちが振り返った。





アブナイ  アブナイ





「何やら面白いことになってきたわぁ」とはしゃぐ三人。





そんな三人の会話を授業の予習をしているフリをして吉田吉夫よしだよしおが、ノートにメモしていた。





《盛男が彩子にフラレた。そして、彩子はヨメンのことが気になっている》





彼は、お笑いマニュアルを読んでいるだけでなく、





ノートに色々な情報をメモして帰り  AIに覚えさせて楽しんでいるのだ。





吉田ノートには、先生の情報までバッチリだ。





《茶保先生は、生徒達の私生活を色々知っている》





帰宅後、仕入れたネタを   AIくんに覚えさせるのだ。





そして、時々会話をして楽しんでいる。





「ねぇ、彩子とヨメンはつきあうと思う?」





「まだわかりません。ヨメンくんの情報がもっと欲しいです」





クラスのあれやこれやを一番理解しようとしているのは、実は  AIくんかもしれない。




《つづく》


※いつもはコメント欄を閉じていますが、みなさんと創作を通じて、つながり活動をしたいという うりもさんの想いを応援したいので、ここだけコメント欄を開けま〜す。


第二弾が始まりましたね☆
みなさんがフライングしているので、わたしも投稿しちゃいま〜す🎶

学園モノは話が色々書けそうですね🎶

みなさんも一緒に楽しみましょう🎶





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