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サイバー犯罪はあなたを狙っている!


「サイバー犯罪」とは?

サイバー空間犯罪とは、コンピュータやインターネットを悪用した犯罪のことです。

主なものには、フィッシング、サポート詐欺、架空請求詐欺、不正アクセス、マルウェア(コンピュータウィルス等の頒布など)、違法・有害情報、インターネット上の犯行予告などがある。

具体的な手口を紹介しよう。

① フィッシング詐欺
実在する企業や金融機関などを装い、電子メールやショートメール(SMS)に「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。こちらにてご確認ください」などとURLリンク付きのメッセージを送りつけ、記載されたリンク(URL)をタップさせて偽サイトに誘導、その機会にIDやパスワード等のアカウント情報、クレジットカード情報、スマホの電話番号などの個人情報(アカウント情報)を窃取する手口です。

○ どんな被害なの?
個人情報が盗まれると、本人になりすまして携帯電話等を乗っ取る、不正な契約、不正な売買、銀行口座から現金を引き出す、サラ金等からのローン借り入れなどの被害にあうことがある。

○ アドレスが分かるの?
相手のスマートフォンの電話番号やメールアドレスが不明でも、機械的に数字や文字の組み合わせることでランダムに誰にでもメッセージを送信することができるので、犯罪者にとっては便利なツールになっている。

その上、盗んだ「他人のメールアドレスや電話番号」を使ってフィッシングメールを拡散するからたちが悪く、間接的な加害者にもなり得るのだ。

○ フィッシングは増えているの?
近年急増化しているから注意を要するのだ。
フィッシング対策協議会という「フィッシングに対する情報収集・提供、注意喚起等の活動を中心とした対策を促進する団体」に報告された件数をみると、2022年は2019年の約17.4倍に増加。2023年は10月末ですでに昨年を上回っているという点は注目すべきだろう。

② SIMスワップ詐欺
海外で流行っていたSIMカード情報を乗っ取り、被害者本人になりすましてネットバンクからの不正送金や不正決済などを行う詐欺。これが最近日本でも発生しているのだ。

 どんな被害なの?
フィッシングと同様に個人情報を入手して、これをもとに被害者のスマートフォンのSIMを乗っ取り、そのSIMで受信できるSMSを使った二段階認証を突破し、オンラインバンキングなどに不正ログインし犯行に及ぶもの。
結果的に、不正送金や物品の不正購入・契約などがされてしまうことに!

③ サポート詐欺
パソコン等でインターネットを使用しているときに、突然、警告音とともに「ウィルスに感染している」などと偽の警告画面を表示させて信用させ、有償サポートなどやウィルス駆除契約等に見せかけて、お金をだまし取る手口。

○ サポート詐欺の例
あなたのパソコンは○○ウィルスに感染しています。このウィルスは、クレジットカード情報、パスワード、その他の個人情報がリモートIPアドレスを通してハッカーに送信するものです。今すぐ対応が必要です。次のフリーダイヤルで当社に今すぐお電話ください。
というような内容の表示やメッセージが流し、慌てるユーザーの心理状況を悪用して行う犯罪。


○ 被害防止は

・電話をかけない。
・指定されたURLにアクセスしない。
・コンビニでプリペイド型電子マネーを購入し、カード番号を連絡するよう指示されてもカード番号は連絡しない。

④ 遠隔操作詐欺
サポート詐欺の手口の一種、ウィルス感染を装ってウィルス駆除ソフトが必要とか、遠隔操作でウィルスを除去すると嘘を言い、結果として犯人がパソコンを遠隔操作してパソコンを操り、パソコン等の内部情報を摂取され詐欺等に活用されてしまうことに。

サイバー犯罪の被害に遭わないために(対策)

サイバー犯罪の手口は日進月歩、日々新しい手口が発生しているが基本的にな対策としては、
・ウイルス対策ソフトをインストールする。
・OSやアプリケーションを常にアップデートする。
・万が一に備えデータをバックアップしておく。
・怪しいメールに添付されたファイルは開かない。
・疑わしいメールに記載されたリンクを開かない(クリックしない)。
・スマートフォンのアプリは公式サイト以外からはダウンロードしない。

等が必要です。

おかしいと思ったら

急にスマートフォンが使えなくなった、何かおかしい、実際に被害に遭った・・と感じた時は
・PC等の画面を写真撮影する。
・スマホのスクリーーセーバを利用して表示内容をコピーしておく。
・電源を切る
などの応急措置をしてから、
最寄りの警察署や都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口や警察相談専用電話番号である#9110に相談するとよい。


サイバー犯罪の被害に遭わないための対策

サイバー犯罪の基本的な予防・対策としては、

  • ウイルス対策ソフトをインストールする。

  • OSやアプリケーションを常にアップデートしておく。

  • 感染しても自力で復旧できるようバックアップする。

  • 怪しいメールに添付されたファイルは開かない。

  • 怪しいメールの本文中にあるリンクをクリックしない。

  • スマートフォンのアプリはApple StoreやGoogle Play等の公式サイト以外からはダウンロードしない。

等が必要です。

不安に感じたら

実際に被害に遭った場合はもちろん、急にスマートフォンが使えなくなった、もしかして・・と不安に感じた時はどうすれば良いでしょうか。

まずはPC等の画面を写真撮影するなどして、電源を切って、最寄りの警察署や都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口や警察相談専用電話番号である #9110 に相談しましょう。

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