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偽逮捕状等を使用したニセ電話詐欺

先日偽逮捕状を使ったニセ電話詐欺が茨城県内で発生しているという。色々な手口があるがだんだん巧妙になってきているから要注意だ


|ニセ電話詐欺

被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させて、指定した預貯金口座への振り込みやその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(現金等を脅し取る恐喝、隙を見てキャッシュカード等を窃取する窃盗を含む)の総称なのだ。

|手口

ニセ電話詐欺の手口には、オレオレ詐欺や預貯金詐欺、架空料金請求詐欺のほか、さまざまな人物が登場し、筋書きに沿って警察官などが次々と登場する劇場型と呼ばれるものなどがある。

この劇場型のニセ電話詐欺の手段として、本物と見間違うほど精巧な「逮捕状」を使った事案が茨城県内で目立ち始めているという。
今年に入りすでに4件発生しており、5月には約1億円がだまし取られる被害も発生している。

|事案の概要

報道によると、偽の逮捕状を使ったニセ電話詐欺が5月に入り茨城県内で発生したという。
精巧な偽逮捕状を使用する手口は新しい手口だ。
以下茨城新聞の報道内容を引用する。

阿見町の30代男性が警察官と検察官を名乗る男2人に計9900万円をだまし取られた。
男性に送られた偽の逮捕状画像には「罪名 犯罪収益隠匿罪」「上記の被疑事実により、被疑者を逮捕することを許可する」などの文言をはじめ、男性の氏名や生年月日、逮捕状を請求した警察官、許可を出した裁判所、裁判官の名前などを記載。朱印のようなものも押されていた。
男性は男らから「逮捕状が出ている。今すぐ出頭できるか」などと言われ、指示されたLINE(ライン)アカウントに登録したところ、偽の逮捕状や「凍結捜査差押許可状」と書かれた画像が届いた。

ひたちなか市の30代男性も4月、同様の手口で偽の逮捕状を送られ、800万円余りをだまし取られた。

いずれも、捜査機関が使用する逮捕状や捜索差押許可状などを精巧に偽造したものを使用する、いずれの被害でも、犯人はマネーロンダリング(資金洗浄)事件を巡る捜査名目で被害者に連絡してきたという。

(イメージ:筆者撮影)

|警察が令状を見せることはない

捜査機関が逮捕状や捜査資料を交流サイト(SNS)上で相手に見せることはないのだ。
警察では、「相手が(逮捕状などを)見せてきたら詐欺」と呼びかける。

|おわりに

疑わしい、なんとなく不自然だ、不安だと思ったらまずは警察に連絡・相談するとよいでしょう。
疑わしいメールはなどは開かないように!


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