アラサー女子が高校生になる話

皆さんこんにちは。
Cyndy☆です。
4月から定時制高校に通います。
初めての高校生活で、色々分からないこともありますが、楽しみたいです。

このタイミングで何故進学を決めたのか、お話ししたいと思います。

昨年6月、それまでもよく母親と生活のことで揉めるのはよくありました。別に珍しいことでもなくて、でもその時はすごく追い込まれて、本当に死にたいと思ってアパートを出ました。
でも死ぬ前に、しばらく行けてなかったみなとみらいに行きたいなと、貯金を全部出して電車で向かいました。
そこでどうやって死ぬか、ぼけっと観覧車を見つつ考えていましたが、蚊が多くて耐えきれずに万葉倶楽部に避難。
館内でお風呂に入ってゆっくりしても、冷静さは取り戻しつつもなかなか死にたいという気持ちはなくならなかったです。
そこで、「死ぬ方法」をググってみました。
目に止まったのは、実際に何度も未遂を経験された方が書かれた記事。
そこには「一日、自分一人の為だけに死ぬことと生きることについて、じっくり考えて欲しい。少しでも生きたいという気持ちがあるなら、すぐに死ぬことを決めなくても良い。」と、書いてありました。
それがなんとなくスっと心に落ち着いて、私にしては珍しく、多量服薬やら自傷行為の類いは全くせずに、始発で帰りました。
その日の夜に母親がアパートに尋ねて来ましたが、昼間のうちに相談員さんやデイケアの方には連絡してあって、母親と距離を置くように言われていたので、私は応対しませんでした。
母親は合鍵でロックがかかっているドアをガチャガチャやるので、困った私は支援の方に連絡して、とりあえず帰って欲しいと伝え、帰ってもらいました。

デイケアでもその話しになり、何日か続けて面談がありました。
それまでは割と比較的自由な、精神科デイケアでの活動が多かったですが、アルコール依存症などの治療を目的としたデイケアに移ることになり、その時に「今のまんまだとずっと治らない。ずっと母親に縛られて生きていきたいならそれでもいい。自分でやり直したいならこのタイミングしかない。こっちでバックアップするから、とりあえず高校受けろ。」と言われました。
母親との共依存から抜け出す為に、やりたい仕事はあるけど基礎学力が伴わずに学習自体に不安があることも相談した結果、年齢を考えても進学するタイミングは今しかないと、後押ししてもらいました。
そのことを電話で母親に話すと、「あんたはママなんていらないんでしょ? もう好きにしなさい。幸せにね。」と言われて一方的に電話を切られました。
絶縁宣言をされる覚えはありません、というか逆にこちらからしたいくらいですが、まあそれ以来音沙汰はないです。

最初に始めたのは、学校の資料請求や説明会の申し込みです。
通信制高校をいくつか見て、支援の関係で役所の人からは定時制高校にしてくださいと言われ、近くの定時制高校に見学へ行きました。
そもそも住んでいる地域に定時制高校が少ないんですが、8月くらいには志望校を決められました。
それから、受験対策用のテキストを購入して、苦手な数学から取り組みました。
入試問題は3教科、チャレンジ枠入試は小論文だったので、先に問題を解く方に時間を使いました。
ですが、どうもケアレスミスが多く、試験の時間が50分で、点数をとるのは難しいだろうとアドバイスを受けて、前期考査は小論文と面接なので、小論文の練習を始めました。
起承転結、基本的な書き方、表現は得意ですが、決められた時間で構成を考えて書いて、修正するのは、なかなかに緊張するものです。
10分で構成を考え、30分で書いて、10分で修正するという時間配分で練習しました。
学校の過去問やネットで見つけた他の学校の問題などを使って、朝デイケアに来たら書いて、帰る前にスタッフさんに添削してもらったものを振り返ってアドバイスを貰うようにしました。
模擬面接も回数は少ないですが練習をしましたし、面接対策のテキストを購入して、質問の回答を単語カードのように持ち歩いて面接をイメージすることを空いた時間にしていました。

試験当日は、そこまでの頑張りを発揮出来たので、手応えはありましたが、合格発表があるまではあまり気を抜かないようにしました。
合格発表で、合格だと分かったら、安心しましたし、ここまで頑張れたのは支援をしてくれているスタッフさんや、周りの人達の支えのおかげなんだなとしみじみ思えました。
今まで作業所もデイケアも、毎日きちんと通うことが出来なかったのに、6月からは皆勤賞で、ハードなスケジュール、沢山運動をしたり、行軍で真夏の炎天下でも往復50分歩いてその合間にソフトボール4試合とか、私のどこにここまで頑張れるエネルギーがあったんだろう?と驚くくらい、成長出来ました。

依存症傾向が強く、対象も多いので、高校に通いながらデイケアも続けて通います。
新しい環境は少し不安ですが、沢山頑張ったので沢山楽しみたいです。

読んでくださりありがとうございました。
Cyndy☆

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