Walesへ移り住む方法〜WWOOF制度活用〜
こんにちは。
Made in Walesのモノを集めたセレクトショップ「Cymry(カムリ)」です。(現在、開店準備中)
2016年に渡英し、最初の半年間はロンドンに住んでいました。
ロンドンの北西部にある、Willesden Greenという駅から徒歩約10分のポーランドからの移民女性リラが所有する一軒家。5畳ほどの狭い一室を借り、キッチンやお風呂、トイレは共有。私の他にも同じくポーランドから移住してきた女性1人と、南アフリカからの移民の男性1人と一緒に暮らしました。家賃は毎月6万円ほど。広さで考えると、東京で住んでいたアパートよりも高額でした。
リラは50代くらいでしたが、子供たちにピアノ教室を自宅でしていて、面倒見が良く、私を車に乗せて近くのポーランドショップに連れて行ってくれたり、銀行口座を作りに行ってくれました。30歳の私が一番若く、みんな年上で働いていたのでとても落ち着いて生活することができていました。昼間は語学学校へ行き、夕方から夜まで日本の居酒屋でアルバイトをするという生活スタイルで、まるで大学生に戻ったような日々を暮らしていました。
WWOOF(ウーフ)の活用
楽しいロンドン生活でしたが、Walesに出会って、移り住もうと決めた私。でも、Airbnbで泊めてくれたスーとマイク以外は知り合いはいません。できれば彼らの住む近くが良いなと考えていたのですが、いきなり引っ越しをして、アルバイト先を探すのも、英語にまだ自信がない私にはチャレンジができませんでした。そこで活用したのが、WWOOFという制度です。
以前働いていた職場の上司が大学生の頃にこのWWOOFの制度を利用して世界一周をしていた話を聞いたことがあり、WWOOFの登録費用約3000円ほどを払えば、ほぼお金がかからず、ホストの家庭で家族のように暮らして過ごすことができる。これは実はどんな語学学校へ行くよりも、かなり英語の上達にも役立つ(ロンドンには日本人がたくさんいるのでついつい頼りがちですが、農家のあるような田舎に行くと、日本人はほぼいません。)し、経済的にも助かるし、本当に良い制度だと今でも感じています。
私は、WWOOFのサイトから、スーとマイクが住んでいるエリアからほど近い「Penpont」という施設を見つけました。過去にWWOOFで滞在した人たちのレビューもとても良く、お家もイギリスらしいお城のようなお屋敷。広いお庭も、景色も本当に綺麗で、もうここしかない!と決めて、サイト経由でホストへ滞在希望期間と共に連絡をしました。
程なくして、ホストから承諾の連絡が来ました。人気なホストは、すでにたくさんのウーファー(WWOOFを利用して働く人のこと)から連絡が来ているので、必ずしも希望の期間通りに滞在できるとは限りません。私は、2017年の4月から約8週間、Penpontに滞在することが決まりました。
これが、Wales移住への第一歩となったのです。