入籍1週間後に、夫をおいてイギリスへ旅立った嫁の話
はじめまして
Made in Walesのモノたちを集めた小さなセレクトショップ「Cymry(カムリ)」です。まだショップは準備中ではありますが、これからnoteでは、ウェールズで作られるクラフト製品やウェールズにまつわること、私の滞在経験、そして主婦であった自分が個人事業主としてショップをオープンする日々などを綴っていけたらと思っています。
Wales(ウェールズ)とはどこなのか
「うーん、どこにあったっけ?」よく聞かれます。グレートブリテン及び北アイルランド連合国(イギリス)を構成する一つの国です。
次にリアクションで返ってくるのは、「あ〜!ラグビー強いよね」そうそう、強いんです。国内のは常にラグビーがトップニュースで報道されるほど、国民の熱狂するスポーツですし、ウェールズではみんなが「レッドドラゴンズ」という愛称でチームを応援しています。ワールドカップで優勝経験はないようなのですが...
以上。
ジブリ好きな方は、「カリオストロの城」で数多くの舞台として参考にされた場所がウェールズに多くあるということでご存知かもしれません。
日本ではイギリスと一緒くたにされることも多く、情報もあまりない中、私がショップをオープンするほどの「ウェールズ推し」になったのは、2016年に遡ります。
入籍1週間後にひとりワーホリへ
30歳まで、東京で普通に働いていました。しかし交際していた現夫が、故郷である広島の家業を継ぐために帰る、結婚してついてきて欲しいということになりました。今だから言えますが、当時はプロポーズされた嬉しさよりも、広島へ行ったら離婚しない限り(笑)もうどこかへ自由に行くことができない!いつか海外で生活してみたいという子供の頃からの夢がもう叶わない....という焦りから、
「広島へ嫁ぐ代わりに、1年海外へ行かせてくれ!」
という結構無茶な要求を提示しました。すると、それはどうぞと案外あっさり許可され・・・そこからイギリスのYMS(Youth Mobility Scheme)を申請したり、会社に退職届を出したり、引っ越し準備とバッタバタの日々を過ごし・・・
2016年6月。東京から広島へ引っ越して役場に入籍届を提出した1週間後、すぐに広島を飛び出して、ひとりロンドンへ旅立ちました。夫の両親はさぞかしご立腹だろうと思っていたのですが、餞別まで添えて送り出してくれました。(ちなみにヒステリック気味&保守的な私の母は、「もう信じられない!帰ってこなかったらママがイギリスまで死んでも追いかけて連れ戻すから!」と最後まで泣いてましたが...)
今振り返っても我ながら、鍛冶場の馬鹿力的にすごい行動力だったなと思います。もちろん、周りの理解があってこそですが。その頃は、頭・心・体のバランスがとてもよく取れていて、「心がときめいたことに行動する、そして次の行動を考える。するとまた、新たなときめきに出会える。」という良のサイクルが回っていたように思います。
すみません、全くウェールズに辿り着きませんでしたが、よかったら次の記事も読んでいただけると嬉しいです。