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Cymbol Arts クラリネットリガチャーアーティストコメント①神奈川フィル首席 齋藤 雄介 氏

こんにちは、cymboです。
今回はクラリネットリガチャーを設計製作していくにあたってご協力いただきました。プレイヤーの方を紹介していきます。

まずは神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席クラリネット奏者 齋藤雄介さんです。


東京藝術大学器楽科を同声会賞を得て卒業、同大学院音楽研究科(修士課程)修了。第18回日本管打楽器コンクール入賞。これまでに秋山かえで、三界秀実、村井祐児、四戸世紀の各氏に師事。また草津音楽祭、アフィニス音楽祭などに参加し、W=マイヤー、L=コムズの薫陶を受ける。テレビドラマ「のだめカンタービレ」、映画「のだめカンタービレ最終楽章」で演奏指導を担当した。東京藝術大学、および尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師。シンコー・ミュージックエンタテインメント社より、2冊の教則本をリリース。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団ホームページより


素敵なコメントもいただいていますので、そちらも以下に掲載させていただきます。


真鍮金メッキを気に入ってくださったもよう

息の通りが良く、とても吹きやすい!というのが第一印象です。しかしながら音は全く薄くならず、リード本来の振動をしっかりとマウスピースに伝えてくれます。楽器やマウスピースの持つ良い響きを、そのまま自然に増幅してくれる感じで、だからこそちゃんとその人それぞれが持っている音がします。ある意味リガチャーのキャラクターを主張しすぎないリガチャー。でもリガチャーの役目ってこれが理想なのではと思うのです。 音だけでなく見た目も美しい、演奏のモチベーションが上がるリガチャーです!

コメントで仰っていただいていますように、息の通りの良さは物凄く色んな検証をし難儀したポイントでした。素材自体をタフにすれば音色も太くなりますが吹き心地も重くなってしまいます。一方で例えばリガチャーの設計自体を軽くすればコントロール性は増しますが、ここぞという時の響きの満足感が得られないものでした。そのバランスを取り持つというのが何よりも難しく、そしてどこを落としどころにするのかというのが、ずっと頭を悩ませるものになりました。皆様それぞれ色んな息の入れ方をされますし、当然ながら使っている楽器やマウスピース、リードも異なります。そんな中で共通して良いと思える吹き心地はなにか。あらゆる仕掛けを試し、データを自分の中に入れ込み検証に検証を重ねてきた結果として今回のモデルに仕上がりました。一息入れていただければ”フォカマイユ”がもつ視界の広さがうかがい知れると思います。

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