Cymbol Arts クラリネットリガチャーアーティストコメント①神奈川フィル首席 齋藤 雄介 氏
こんにちは、cymboです。
今回はクラリネットリガチャーを設計製作していくにあたってご協力いただきました。プレイヤーの方を紹介していきます。
まずは神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席クラリネット奏者 齋藤雄介さんです。
素敵なコメントもいただいていますので、そちらも以下に掲載させていただきます。
コメントで仰っていただいていますように、息の通りの良さは物凄く色んな検証をし難儀したポイントでした。素材自体をタフにすれば音色も太くなりますが吹き心地も重くなってしまいます。一方で例えばリガチャーの設計自体を軽くすればコントロール性は増しますが、ここぞという時の響きの満足感が得られないものでした。そのバランスを取り持つというのが何よりも難しく、そしてどこを落としどころにするのかというのが、ずっと頭を悩ませるものになりました。皆様それぞれ色んな息の入れ方をされますし、当然ながら使っている楽器やマウスピース、リードも異なります。そんな中で共通して良いと思える吹き心地はなにか。あらゆる仕掛けを試し、データを自分の中に入れ込み検証に検証を重ねてきた結果として今回のモデルに仕上がりました。一息入れていただければ”フォカマイユ”がもつ視界の広さがうかがい知れると思います。