「釣り好き」は生まれつきなのか?
今日のYahoo!ニュースで、「元歌舞伎町のNo.1ホストが、今は釣具屋さんで働いている」という記事があった。なるほど、人生何があるかわからないものだ。
その元ホストの方は「貯金額が目標に達したらやめようと決めていた」と記事で語っていた。スッパリと稼げていた仕事を辞め、大好きな仕事に没頭する。なかなかできないことだ。
ところで僕は釣りには本当に興味がないのだが、「どうして自分がこんなにも釣りに興味がないのか?」ということと同時に、「なぜ釣り好きの人はあんなに釣りが好きなのか?」ということが段々気になってきて、ちょっと考えていた。
僕が釣りに興味がわかない理由は、座って待っている時間がすごく非効率的に感じるからだ。たしかに釣れた瞬間は感動しそうだけど、釣れるまでは辛抱強く待たないといけないし、終わった後には片付けだってある。想像するだけで明らかに大変そうだ。
しかしそんな予想される苦労に反して釣り人口は多く、周囲にも朝早くから起きて釣りに行ったという人がいるのだ。育った環境によるのだろうか?
ふと、「これって先天的なんじゃないの?」という考えが頭をよぎった。
今や国民的ゲームともいえる「モンスターハンターシリーズ」がヒットした要因として、「狩猟の本能を刺激した」という分析がしばしばなされる。僕たちのDNAの奥深くに眠る、マンモスとの戦いの記憶がゲームをプレイすることによって呼び覚まされるというのだ。
「釣りが好きかどうか」もそれと同じで、「先祖が漁業を生業としていたか」が関係しているのではないかというのが僕の仮説だ。もちろん育つ中で釣りを知って好きになる人もいるだろうし、絶対にこうと言いたいわけではない。
そういえば山で何かをしたり、畑を耕したりしている時は心が落ち着くから、もしかすると僕の先祖は農業をすることで生計を立てていたのかもしれない。