CX乗り的オフの楽しみ方①/グラベルミニツアー
先週末は土日とも暖かくお花見的なライドにうってつけの日でした。土日共に千葉の自宅から車で1時間程度の場所でライドを楽しんだので、そのお話でも。
4/6 ジテ通ハウスさん主催グラベルロードミニツアー
サイクルスポーツさんのSNSでも告知されてました千葉県酒々井のジテ通ハウスさんのグラベルロードミニツアー(https://www.cyclesports.jp/depot/detail/112954)にロードワークのついでに顔を出してみることに。私は練習用ロードのシナプスで参戦。(まぁパリルーベ走る自転車なんだから大丈夫だろと。)
こちらのイベントは豪華にもディスク付きのグラベルバイクが4台も貸出で使えて、参加費は無料。グラベル入門者にはうってつけのイベントかもしれません。お店も駅のすぐ側だし。
当日集合地点には地元のサイクリストが集っていい感じ。装備も服装もバイクのジャンルもバラバラなグラベルバイク3台、MTB3台、ロード1台でゆるゆると走り出します。
どんなところを走ったかは以下の通り。(写真提供T.Saito)
お店の位置する酒々井、佐倉、成田近辺は佐倉城があった経緯から、多くの史跡や武家屋敷、宿場町の姿が残っており、それらの史跡巡りや農家の古民家や蔵を眺めながら走る長閑さは都会の喧騒にやられちまったサラリーマンに心の栄養を与えてくれる様な気が...
また、ロードなどの高級機材でまとめて走るのも、それはそれで楽しいのですが、ブレーキがちゃんと効いて、タイヤのクッション性が良くて、安価な自転車でボンボこ畦道や小道をのんびり走るのもなかなかコレはコレですごく楽しい。子供の頃自転車に乗ると行動範囲が広がった時の様なプリミティブな喜びに気付かされます。
ジャンルが無く集まったみんなで走りを楽しめるというのが、また素敵じゃないとも思うのです。
さて、ゆるゆる自転車乗れて楽しかった!だけでなく、CX乗り的な角度から、グラベル遊びを見てみますと、グラベル走行で身につく能力は以下の通りかなと思います。
平坦
・地脚強化
・ロードギャップの処理
・砂利コーナーの対応
登り
・急斜面での筋力向上
・トラクション調整能力
走破力の高いMTBでこういった路面を走ってしまうのは簡単ですが、グラベルバイクの様なドロップハンドル、低グリップのバイクでどうライン取り&抜重をすれば綺麗に曲がれるかなど...とにかく色々な路面やシチュエーションの経験を積むことが、技術の向上には不可欠ですから、ハイスピードじゃなくても安全に基礎的な技術練・フィットネスを兼ねて走れる事を思えば、グラベルツーリングの練習効果もバカに出来ないんでないかなぁと思います。
こういうクラブが各地に出来て、色々な世代がサイクリングを安全に楽しんで、仲間や若い衆を呼び込んで行くことが出来れば、日本のサイクル文化はまた違った成熟をするんじゃないかなーと、ジテ通ハウスさんの試みに淡く期待を寄せるのでした。
普通に学生時代に使ってた駅とかですが、いつのまにかノスタルジー物件になってました。
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グラベルを楽しんだ後は追加で80kmほどインターバルを含むロードワーク。都合100kmほどのトレーニング&オフライドと相成ったのでした。
自転車競技をより身近に安全に楽しむ事を普及させることができたらなぁとの想いから、自身の経験を皆さんとシェア出来ればと思います。不定期更新となりますが、お付き合い頂けましたら幸いです。