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(7)サイクル理論は臨機応変に
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サイクル理論はエリオット波動と同様、後の値動きが分かって、初めて起点が確定します。
フラクタル構造に支配されているのもありますが、予定本数に対して極端に短かったり長かったりが頻繁にあります。
これがサイクルの一番難しいと言われてる所ですね。
🌸新起点はどこに?
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4HCの本数は60-80本。
安値と安値を結ぶのが基本となっていますので、図1の場合、74本目に見えますが、61本目がサイクルの終点となります。
少し先が見えてますが、本来61本目以降の動きは分かりませんよね。
経験上、延長の場合は90本~100本があります。
この場合、大きなサイクルに支配されてる事が多いです。
サイクル理論では、80%以上の確率起きるとされていますが、残り20%の頻度で、外れる事もありますので、延長や短縮によるイレギュラーが起きた場合は、その後の値動きには特に気を付けた方がよいです。
下位足になればなるほど、大きなサイクルに支配されやすくなります。
つまり、イレギュラーになりやすいという事です。
過去のNoteで勉強していると思いますので、詳細は省きます。
話を戻します。
図1である、61本目が正しいのかと言われたら、そうかもしれないし、そうではないかもしれません。
実体で見た場合、74本目が最安値になるからです。
これがサイクル理論の難しい所なんですよね。
61本目を安値だと決めつけるのではなく、74本目かもしれないと想定する事が重要です。
初心者さんは、一ヵ所だけが正解だと思って行動しがちですが、二ヵ所三ヵ所起点を想定した上で行動すると失敗はありません。
トレンドラインでも、二ヵ所三ヵ所線を引いたりしますよね。
それと同じです。
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では、起点が確定するのはいつなのか?
Bの高値を超えた、次の高値(D)の直近の安値が起点になります。
つまり、61本がボトムであり、新起点で確定になります。
ここで間違えてた所で、トレードには影響はありません。
あくまで、サイクル理論は環境認識です。
柔軟に対応していく必要があります。
実体で74本目が起点になりえる事だってあります。
ここで注意して頂きたいのは、サイクルの本数カウントする場合【基本的に髭を含め】ます。
含めない事もありますが稀です。
自己都合になりすぎないように注意が必要です。
複数のボトム(底)を想定していれば、自己都合になりにくくなりますよ。
61本目をボトムとして判断する、74本目をボトムとして判断する一つの目安として、フィボナッチが存在します。
サイクル理論とフィボナッチを合わせた応用編もありますので、まだ読んでいない方は是非読みましょう。
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🌸絶好の売り場のチャンス
レフトトランスレーションの場合、絶好の売り場のチャンスがあります。
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起点Aより下降した場合、レフトトランスレーションが確定します。
起点Aを割れ、Cに行った後、起点Aを超えて戻り、Dへ上昇。
起点Aを超える戻りがあったのに、レフトトランスレーションなんですか?と思った方も居るかと思いますが、トップBを超えない限りは、全く問題はありません。
私も最初の頃は、起点Aを上昇して超えた場合、レフトトランスレーション否定だと思っていました。
Dは絶好の売り場チャンス(ボーナス)となります。
トップBギリギリまで引きつけて、売りエントリーです。
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🌸売り場チャンスの例外
トップBを超える場合は、絶対損切が必要です(図4参照)
ここでいう損切とは、MC以上の場合です。
アルファやベータのような下位足の場合、イレギュラー頻度が多い為です。
超えると言う事は、起点が変わるからです。
その場合、図4「C」が新起点となります。
つまり、A-Cの短縮によりイレギュラーが発生したパターンです。
経験上、超えてしまった時は、トレンドが変わる事が多く、すっごい含み損が増える事が…。
※フィボナッチエクスパンション(N波)での1:1.168
下位足、特に1HCの場合、頻繁に起きます…。
私も未だに引っかかります💦
超えてしまった場合、トップBはレジサポ化のポイントになりやすいです。
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なぜ損切が必要になるのか?
過去のNoteを見て頂ければわかるのですが、サイクルの基本形が関係しています。
サイクル理論における、基本の形は6つのパターンでしたね。
※R=ライト/L=レフト
強気相場の場合、RRL、RRRLが基本となっています。
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このLを、図4のABCのパターンに当てはめると…。
もう分かりますね。
Lの次は、新しいサイクルが始まります。
つまり、RとRが連続する可能性が出てきます。
ゆえに、損切が絶対必要になります。
弱気相場の場合、RLLのパターンですが、Lの次は必ずRになりますので、リスクリーワード的に損切して、次のサイクルのタイミングを狙った方が断然良いです。
戻るかもしれないは、あまりにもリスクが高すぎます。
サイクル以外のテクニカルを当ててあげると、次の予想がつきやすくなりますので、依存しすぎるのはよくありませんけどね。
以上、売り場チャンスの例外でした。
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