使い放題と従量課金の狭間
世の中のサービスは大きく
定額課金:一定の金額を支払えば(ほぼ)使い放題
従量課金:使った分だけ支払う
の2種類に分けられます。
そのサービスの使用頻度によって、いずれかを選ぶのですが、長い目で見ると従量課金の方がトータルで支払う金額は抑えられると考えています。
定額課金は「使い放題である」ために、どれだけ使ったのかを気にせずに済む半面、あまり使わなかったときには必然的に割高になります。
従量課金は常に「どれだけ使ったか」を気にする必要がある半面、節約の努力を実感しやすく(あまり使わなかったときは安上がりに)なります。
要するに、定額課金は「どれだけ使ったのか」に注意を払う代わりにお金を払う仕組みです。
この注意のコストが割に合うなら定額課金、合わないなら従量課金。
例えば、現在契約している回線の1つに日本通信SIMがあります。
通話料金が大手キャリアの半額です(従量課金)。
日本通信SIM:11円/30秒
大手キャリア:22円/30秒
また、かけ放題オプションには次の2種類があります(定額課金)。
通話5分かけ放題:390円/月
70分無料通話 :390円/月
前者は、1回あたり5分以内の通話なら何回かけても390円ですが、まったくかけなくても390円はかかります。
後者は、月間トータルの通話時間が70分以内なら390円で済みます(以降は従量課金)。
どちらのオプションを選べばいいかは普段の通話記録を確認した上で、以下の3つの質問に向き合うことで判断できるでしょう。
月間トータルの通話時間が18分以内?(390円÷22円) → 従量課金
月間トータルの通話時間が70分以内? → 70分無料
1回あたりの通話が5分以内? → 5分かけ放題
ただ、月によってバラつきがあると迷うかもしれません。
そこで、以下の質問で判定します。
通話時間を気にせず話したい? → 70分無料
月間の通話時間によらず、とにかく通話時間を気にせずに過ごしたいなら、その「心おきなく話せるプレミアム」が390円ということになります。
どんなに注意を払っていても、やむを得ず頻繁に通話をせざるを得ない状況に陥ることはあります(例えば、家族が突然入院することになった等)。
そのときに「70分までなら追加料金はかからない」という保証があると安心できるでしょう。
その意味では、「かけ放題」は掛け捨ての保険に似ているかもしれません。
「不慮の通話激増事案」によるダメージを一定金額に抑えたいかどうか。
通話ではなく通信データ量の話になりますが、僕自身は契約を1社に集中させるのではなく複数に分散させることを保険代わりにしています。
月額1,148円で合計6GB使えますが、もう少し足して月額1,390円を日本通信SIMに支払えば3倍以上の20GB使えるようになります(ただし、docomo回線頼みになります)。
毎月恒常的に20GB近く使うようになったらこのプランに変更するかもしれませんが、いまは6GBで十分に収まっているので現状のままでいいかなと思っています。
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