【ボイトレ】太い高音の出し方とこもる声の改善エクササイズボイトレ
元気を歌うボーカリストKOZYです!
今回は「クリアな太い高音の出し方」と「改善エクササイズ」についてお伝えします。
【ボイトレ】太い高音の出し方!多くの人が間違ってしまう。あなたは大丈夫?
【太い高音の出し方】喉頭を落すのは大切なのか?
僕たちボイストレーナーは、高音の発声で、喉の位置が高いとよく指摘します。
でも、喉頭を必ず下げなさいということではないんです。
喉頭が高くても、声区融合できていれば問題ないです。
例えば、ミスチルの桜井和寿さんとか、大石昌良さんなんかは喉が高めで歌ってらっしゃいます。洋楽ではブルーノ・マーズさんですね。
喉頭が高くても声区融合ができているから、まったく問題ないです。
高音が出て、低音が出て、ミドルボイスが出るということであれば全然OKです。
とはいっても、実際、ボイトレの経験上、喉頭が高いと声区融合ができている人は少ないです。
なので、喉頭があがると、声が出しづらいという人が多いので喉頭を下げましょうという話になります。
【太い高音の出し方】多くの人が間違える太い高音
まず、喉、喉頭の上げ下げを体感しましょう。
鏡を見ながらでもいいです。
つばを飲み込むときは喉頭が上がって、あくびをすると喉頭が下がります。
人は、高音を出そうとすると喉頭が上がっていくのが普通です。
喉頭が上がって、咽頭腔が狭くなると声も細くなったり薄くなります。
そこから声を太くしようとすると、どんどん力んでしまうという悪循環が生まれてしまいます。
余計に高音が出しづらくなるパターンですね。
これは気を付けましょう。
【太い高音の出し方】改善エクササイズ 喉頭をナチュラルな位置に修正する
喉頭が上がるのをを防ぐ、下げるエクササイズをしてみましょう。
子音と母音を安定する位置に修正して高音を出していくやり方です。
「ゴ」 という言葉で5トーンでやっていきます。
喉頭をちょっと下目の位置、ナチュラルな位置に抑えたまま発声します。
舌の根元が上顎に当たってから離れる発音になるので、喉頭が下がりやすくなります。
一度あくびの状態をつくると喉頭が落ちやすいです。
【太い高音の出し方】間違いやすいポイント 声を太くクリアな状態にする
太い声を出そうとした時に、太さはあるけど、こもっているという方が非常に多いです。
太くというよりは奥の方で鳴っている感じですね。
自分の体感では太い感覚しかなくて「こもり」に気づかないというパターンです。
音的な成分の分析をすると、声量や音程は変わらないけど、高い響きが欠落しているといった感じです。
こういう場合の口の中がどうなっているか解説します。
喉頭を下げようとすると、舌が連動して、舌まで落ち込んでしまうことがあります。
舌が奥ばってしまうと、咽頭腔に影響します。
こうなってしまうと、響きをクリアにできなくなってしまいます。
ここが盲点であり、陥りやすいところですね。
【太い高音の出し方】改善エクササイズ 子音を利用した改善方法
では、改善するにはどうすればいいか?
Kの子音、もしくは濁音のGの子音を使って改善してみましょう。
舌を口蓋に一回あてて発声するので、舌の根元が奥に行きづらいです。
「ケイ」の言葉で5トーンで発声してみましょう。
そうするとクリアに発声できます。
「イ」の母音をつけ足していますが、「イ」は舌が平らで落ちにくい母音だからです。
次に、声門を閉めるエクササイズで「ネイ」の言葉でや方法があります。
喉が上がりやすいリスクはありますが、声門が閉まりやすく、クリアになりやすいです。
【太い高音の出し方】改善エクササイズ 母音を変更していく
子音でエクササイズをしましたが、これを「ア」の母音でやれるようにするエクササイズです。母音を変更しても同じポジションで調整する方法です。
さっき使った「ネイ」に「ア」を足します。
「ネイアー」
その体感で、「ア」の母音だけで声を出せるようにしましょう。
喉頭もナチュラルな状態で舌も奥ばらず「ア」が発音できますよ。
「ア」が難しい場合は「ヤ」で発音してみて下さい。
ポイントは「ヤ」をいうまえに「イ」を混ぜて「イヤ」と言うつもりでやるといいですよ。
このように喉頭の位置を下がればいいというものではないです。
連動して、舌が奥ばる可能性がある人、こもる人はここら辺を気にしてエクササイズしてみましょう。
今回は、太い声でこもってしまう場合の改善エクササイズをご紹介しました。
皆さんも一度お試しください。
【ボイトレ】太い高音の出し方!多くの人が間違ってしまう。あなたは大丈夫?
YouTubeでは出来るだけわかりやすくポイントをおさえてお伝えしています。文章では伝えられない部分も多々あるので、まだ動画を見ていない方はぜひ動画を見ていただけたらと思います。
元気を歌うボーカリストKOZYでした!
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