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今日はオチが無い 思い返した時にオチがあれば良いか
「あれ、溝田責任者いない?」
と営業の鍋多輪所長が、うちのフロアに来られた。
「あ、いないですね。さっきまでいたんですけど。」とTさんが答える。
「そうか。。。」と言っていると、私のデスクの方に回り込んできて、作業中の画面をご覧になった。丁度エクセルをゴチョゴチョやっていた。
「わ〜大変そうやね。頑張ってるね。」
と言いながら、「トランペット吹いてるん?」とか世間話をしてくださった。
「どんな曲とか練習するの?」と聞いてこられたので、
「え〜っと、ん〜 あ!バンドで歌詞ないところにチョコチョコっと何か入れるようなことを月1くらいでやっているので、それの練習とかしています。」
「へえ!アドリブとか?」
「ええ、そんな感じです。」
「すごいな!」
「い、いや、そんな大したのではないんですけど、チョコチョコっと。。。(タジタジ)」
「へ〜じゃあスケールとか覚えてるんや?」
「え、ええそうですね。。。(タジタジ)」
「すごいな!自分もギターやるんやけど、そういうの出来るの尊敬するわー。難しいやん。ペンタトニックとかミクソリディアンとかなんか色々あるやん」
「そうですよね、難しいですよね(ミクソリディアンは私も使いこなせない!!)」
ここで急に話が変わる。
「そういえば、会社の社宅30までやけど、もう30ちゃう?」
「そうなんですよ!!今年なんですよ!」
「え、どうすんの?」
「実家に帰りますかね・・・。」
「え、実家どこなん?」
「京都です。」
「え、どれくらいかかんの?」
「二時間です。。。」
「わ〜、それはやめといた方がいいわ。。。」
「ですかね〜、まあでも、帰らないとしても、今よりは安いところに引っ越そうかと。。。」
・・・
という会話をした。
そして、あと1回位キャッチボールした後、鍋多輪所長は帰っていかれた。
喋った後で、ふと我に帰って「あ、溝田責任者を待っていただけだったのかな」と思ったりした。そうだとしても、やっぱり営業だから、相手が気持ちよく話せるように場をつなぐトークが出来る方なんだな、と思い返した。
会社の補助がなくなったら、家に戻る選択肢があると頭ではなんとなく思っていたが、その可能性を自分の口から出したのは初めてだったかもしれない。そして、口にしたことで、帰りにスーパーで思い返しながら「いや、一回出たのに30なってから家戻るのは無いで。。。」という自分ツッコミが生まれた。「そやんな、結婚せえって話やしな」とか頭の中で色んなツッコんだり、それにうなづいて返答したりしていた。
・・・
タイトルの通り、今日はオチが無い。
思い返した時にオチがあることを期待したい。