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【延長料金でキレる人たち】

ネットカフェというのは、利用時間に応じて料金が加算される。

最初に3時間パック料金を先払いしたとしても、3時間過ぎたら延長料金が加算される。当たり前の話だ。延長料金が加算されなかったら、いつまでもいていい話になる。時間に応じて、延長料金を払うのは本当に当たり前の話だ。
 
そして、延長料金が1500円とかになってしまうと、こちらから声をかける。「払ってください」ってよりは「このまま延長料金加算するよりは、一度お会計して、入り直した方がお得ですよ」と善意で言うのだが、まぁキレるキレる。

まず基本的に、こちらから声をかけても、「わかったわかった払う払う」って言ったのに、レジにこないことが9割をしめる。で、30分おきに声掛けするとキレる。「こっちは仕事で疲れてんだから仕方ないだろ」とキレる。そっくりそのままお返ししたい。
  
そして、次のコンボが「あ、お金ないわ。おろすからいいでしょ。ちょっと外に行くわ」と言い、私が「では、用紙に記入してください」と言うと「めんどくせぇ!」のコンボとなる。
 
で、一番面倒だったのは、こちらから声をかけたら「わかった、後で払う」というお約束の返事があり、私はレジで待っていた。
 
すると、1時間後にきたのだが「なんで延長料金が加算されているんだ!」とキレる。

正直、本当にハトが豆鉄砲食らった顔に私はなったのだが、客の言い分はこうである。
 
『声をかけてきたのなら、その声をかけてきた段階で、それ以降は延長料金が発生するのはおかしい』とのこと。

つまりは、こちらが『延長料金が増えてますよ』と声をかけた時点で、この客は『その時点で延長料金はストップされ、この店に何時間でもいてもいい』と思ったらしい。おわかりいただけただろうか? 私わかんない。
 
あくまでも、こっちが善意で声をかけたのに、それを仇で返す度胸は本当にすごいと思うが、面倒なので警察を呼んだ。
 
以下警察とその客のやり取り。

警察「利用したんだよね?」

客「うん」

警察「じゃあ、お金払わなくちゃだめだよ」

客「でも、声をかけて出る準備をしていたからそれぐらいはサービスしてほしい」

警察「10分ならわかるけどさ。1時間もいたらおかしいじゃん」

客「うん」

警察「じゃあ払おうよ」

客「うん」

結果払った。

一つ言っておくと、この警察の言ったことだが、私は客に一字一句同じことを言っている。「払えよ!」とキレてる他のスタッフの横で、私は同じことを言っている。払うのか! 理解して払うなら、意味不明な抵抗はやめてくれ。
 
因みに、うちの店では、この『延長料金払わない騒動』のトラブルが一番多いし、警察を呼ぶ回数が一番多い。
 
 
時々、『3時間パックで入店すると、3時間立たないと店から出られないのですか?』と、聞くお客さんがいる。そんな監禁みたいなことはしないので安心してほしい。お金さえ払ってくれれば、好きな時間で好きに帰ってほしい。

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ネカフェの闇
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