【はじめに】
東京のS区で最も治安の悪い場所で、今は閉店してしまったネットカフェで4年間働いていた。
その時の思い出を語る。作り話だと思って頂けると助かる。
当時、バイト先が潰れてしまった私は完全に無職になってしまった。新しいバイトを受けようにも「めんどくさい」という感情があり、中々新しいバイトを決めなかった。
ある時、友人から「今、働いているバイトやめるから。変わりに入らない?」と言われ、楽をしたかった私はすぐさまOKし、形だけの面接を受けに行った。
そのバイト先と言うのが、この日記に書くネットカフェである。
先ほど、すぐさまOKしたと書いたが、正直不安だった。なにしろバイト先は、東京で眠らない町と言われたS区なのだ。
私は正直にこのことを面接してくれた店長に聞いた。
店長「では、これで面接終わって、次から働いてもらいますが、何か質問はありますか?」
私「あの……治安とかって大丈夫ですか? この店とか、変な人が来たり……」
店長「あー昔は酷かったですが、今は全然大丈夫だよ。平和になった」
私「あ、そうなんですね」
私はこの時、馬鹿正直に信じてしまった。だって、全然この店の治安なんて良くなかったんだから。いや、もしかしたら昔はもっと酷かったのかもしれないが、そんなことわからないぐらい、勤務していた時は酷いなって思った。
そんな感じで、私のネットカフェでのバイト生活が始まった。
※面白かったらサポートをお願いします。100円からできますので、うまい棒をぜひ私に。
いいなと思ったら応援しよう!
ネカフェ日記を読んでいただきありがとうございます。
よろしければサポートお願いいたします。明日への活力になります。