見出し画像

【ティラノビルダー】名前入力システムの作成


ティラノビルダーで、名前入力システムを作成します。
ティラノビルダーのバージョンは、Ver2.02です。

①変数の設定

画像1

変数を設定します。

名前の変数を、first_name
苗字の変数を、last_name
苗字+名前の変数を、full_nameとします。

初期値は未入力にします。

②入力画面の作成

入力画面を作成します。
入力画面には、入力をお願いするメッセージ・入力欄・確定ボタンを表示します。

■入力をお願いするメッセージの作成

画像4

ラベルを配置します。今回は、entryとしました。

入力をお願いするメッセージを表示します。

■入力欄

画像3

苗字用の入力欄を表示します。

代入変数last_nameを指定します。

画像4

名前用の入力欄を表示します。

代入変数first_nameを指定します。

■確定ボタン

画像5
[glink text="OK" target="*check" x="538" y="300" color="btn_29_blue"  width="200" height=""  font_color="" size="20"  cm="false"]

確定ボタンを表示します。
停止コンポーネントを配置します。

上記のコードは、ティラノビルダーの分岐ボタンコンポーネントの配置と同じです。

ティラノビルダーの分岐ボタンコンポーネントでは、指定できない項目があるので、ティラノスクリプトコンポーネントを使用しています。

■実際の画面

画像7
画像8

これで、入力画面の作成は完了です。

③未入力の確認

確定ボタンをクリックした後、未入力の確認します。

画像6

ラベルを配置します。今回は、checkとしました。

入力コミットコンポーネントで入力された文字を、苗字用の変数・名前用の変数に代入します。

改ページコンポーネントで、入力欄・確定ボタンを消去します。

[jump target="*entry" cond="!f.last_name || !f.first_name"]

ティラノスクリプトコンポーネントで、未入力の場合、entryラベルにジャンプさせます。

これで、未入力の確認は完了です。

④入力の最終確認

入力の最終確認をします。

画像9
f.full_name = f.last_name + " " +  f.first_name

iscriptコンポーネントで、
苗字用の変数と名前用の変数に代入されている文字を結合し、
苗字+名前用の変数に代入します。

画像10
あなたのお名前は、[emb exp="f.full_name"] さんでよろしいですか?[p]

ティラノスクリプトコンポーネントで、苗字+名前用の変数をテキストとして表示します。

画像11

分岐ボタンを表示します。
停止コンポーネントを配置します。

ラベルを配置します。今回は、yesとしました。
はいの場合は、yesラベルにジャンプさせます。

画像12

いいえの場合は、entryラベルにジャンプさせます。

⑤キャラクターの表示名の変更と別シナリオへの移動

キャラクターの表示名を変更します。

画像14

今回は、キャラクター名を主人公としています。

画像13
TYRANO.kag.stat.charas['主人公'].jname = f.full_name

iscriptコンポーネントで、キャラクターの表示名(jname)を変更します。

【変更前】
キャラクター名:主人公
キャラクターの表示名:主人公

【変更後】
キャラクター名:主人公
キャラクターの表示名:苗字+名前用の変数に代入された文字

キャラクターの表示名を変更後、別シナリオに移動させます。

⑥バックログへの記録停止

画像15
[nolog]

entryラベルの直後に、ティラノスクリプトコンポーネントを配置し、バックログへの記録停止を開始します。

画像16
[endnolog]

別シナリオに移動する直前に、ティラノスクリプトコンポーネントを配置し、バックログへの記録停止を終了させます。

⑦メッセージウィンドウにキャラクター名を表示

#主人公

上記のコードでメッセージウィンドウにキャラクター名を表示できます。

以上で、名前入力システムの作成は完了です。

今回は、わたおきば様の立ち絵を使用させていただきました。