見出し画像

辛いものが好きな話

僕は小学生くらいの頃から、大人と同じことをしたがるタイプだった。このnoteで一番はじめにわさびの話を書いたけれど、もう小学生の頃からわさびが好きだった。

まあ、昔から好きだと言っても一番最初は好きじゃなかったと思うし、何これ!ペッ!から始まるのが辛いものだから、所謂「子どもにはちょっと無理だよ〜」というものに真正面から突っ込んで大人になりたかったのかもしれない。

思い返してみれば、足のサイズが22.5cmしかないにも関わらず父親の25.5cmのスニーカーを履いて学校に行ったりとか。カッポカッポしながらの闊歩。
学校で「これ父ちゃんの靴なんだよ!25.5なんだよ!」ってみんなに自慢してたけど、マジで何の自慢にもなってなくて間抜けすぎて泣けてくる。でかい靴履いてくることの何が凄いんだ。

因果関係は不明だし、もしかしたらそのときに呪いか何かにかかったかもしれないが、大人になった今やたら足が大きくなってスニーカーは30cmが適正サイズになった。
間抜けの小足と馬鹿の大足って言葉考えたやつ誰だ。

こう書くと、凄く好奇心旺盛な元気な子っぽさを感じるかもしれないが、そんなこともなくて実は繊細だった。誰も信じてはくれなさそうだが、今でも繊細なんだよ。いや、繊細というのとはちょっと違う気もするな。

■強く残っている記憶の話をする。

僕は5歳のとき、保育園のトイレに座り、両手を太ももの上に乗せてその時が来るのをウーン、ウーンと待っていたんだ。
ぽちゃん、という女神の音が聞こえたらお尻を拭いて、水を流して、というワークフローで行くぞと考えているときに、急に僕の頭の中で、僕が僕に質問した。

・この手はなんで太ももの上に乗っているの?
・この手は動かそうとすると動いて、太ももをつかむこともできる
・つかんでいる手はどうしてつかんでいるのか?
・つかまれている足は何で触られてる感じがするのか?
・なんで手が動くのか?手が動く、手が動く、手が動くのはなんで?僕が動かそうとしたら動く

もう、うんちどころじゃなくて、トイレに座りながらひたすら自分の手が動くことへの不思議と、自分が自分に触れる感触の不思議で、なんで?なんで?と凄く長い時間座っていた。どうやってその思考の輪廻から抜け出したかは覚えていないんだけど、そのときのことは今でも鮮明に覚えていて、僕の手ってなんで動いてるんだっけ?は大人になってからも続いている。
トイレに限らずね。未解決事件。

僕はこの時に凄く怖い気持ちになったことを今も忘れられない。自分が手に「動け」と思えば手が動いて、足をさわれる。
そのときの僕は5歳。人に石を投げてはいけないことはもう知っていたけれど、投げるも投げないも決めるのが自分で、投げようと思えば投げるんだと思うと。
僕はこの辺りから人でも、物でも、何でもじっと見て観察する癖がついた。友達が同じことを考えていたとしたら。みんながなんで?なんで?と思っているとしたら。それがすごく怖かった。

一方で友達がこういうことを思うのなら、このときはこういう風に感じているかな?みたいな変な感覚が身につき始めた。5歳なりの、顔色を伺うってやつだと思う。随分周りが気になる人になってしまった。 

ネコは怒るとシャー!とか言うし、フーッ!とも言うけど、本当にビックリしたときは、垂直に飛び上がっては尻尾を図太くして「おい!なんだ急に!脅かしやがって!クソが!やめろ!」みたいな顔して睨んでくるビビリイキり野郎になるけれど、どうもそういう感じの子になった気がする。

■ここからどうやって辛いものが好きな話に持っていくんだ

僕の書く文章は基本的に構成がおかしい。
ということはさすがに自分でも理解していて、その原因は書いてる途中にテーマと全然違うことが頭に浮かんでは、そのまま書いているせいなんだよね。しかも気付いていながら直さない。
前回自己紹介というnoteで大して自己を紹介しなかったから、ここまでを自己紹介ということにしてもいいかな。
こんなの読むのもつらいかな。つらいって漢字にすると

■辛いの話をするんだけど

パワープレイが過ぎるし、正直「僕は辛いもの全般好きです!」と宣言して終わる話なんだよ。

さくっとルーツを語れば、母がキムチを食べているのを見た僕の「それ食べたい!」から母の「辛いよ?食べれる?」と言われた僕の「食べれるし!」これが全てだよ。

多分このnoteはね、本当に辛いものの話だけするなら5行で済んでいたね。ごめんね。

今はココイチのカレーは10辛しかオーダーしないし、辛さが段階的にあるものは基本最上級の辛さを選ぶ。唐辛子の辛さは痛覚であると言うけれど、それで良いしそれが良い。
汗をダラダラ流しながら、皆さんのように毛髪が潤沢にあるわけではございませんから汗が髪に吸収されることもなく、ダイレクトに顔にしたたってくる訳ですけれども、それが良いし、それで良い。

熱い、辛い、暑い、痛い、これが最高なんだ。

■実は

kintone hive tokyoの時のお昼ごはんはカレーだったんだけど、一番辛いやつを選ばなかったんだよね。唇が真っ赤になったまんま登壇するのが恥ずかしいから我慢した。

■支離滅裂オブ・ザ・イヤー

みたいなものがあればエントリーできるくらいの記事ができた。こんなもの読んでる場合じゃないよ。おやすみ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?