ネットショップを開設するときの事前準備
# 想定読者
・これからネットショップを始めようとしている方
・Web制作やマーケティング支援をおこなっている方
ネットショップを開設するときは補助金調べてネットショップのIT導入補助金にたどり着き、外注比較して、業者に発注すれば概ね終わりという方もいますが、お金はかけたくないけど、やれることはやっておきたいという方も多々いらっしゃいます。そこでネットショップと合わせて準備しておいた方が良いものを整理してみたので、どうぞ。
(1)商標登録
展開するサービス・商品のブランドを守るためにも、屋号は登録をしておくと望ましいです。
商標登録は経済産業省の特許庁が管轄となり、公的なものです。詳しくは特許庁の『商標出願のいろは』をご覧ください。申請は個人・法人でもできますが、その際の作業としては以下の流れです。
調査(類似する商標がないか事前に調査する)
出願(特許庁に出願する)
審査(特許庁で審査を受ける)
登録(審査に合格すると、登録料を納付する)
これらの作業は司法書士あるいは弁理士に依頼することもで可能です。概算ですが、価格は10万円程度です。
(2)SNS
集客チャネルとして欠かせなくなってきたのがSNS。何をどう使っていくか、既存顧客の利用率はどの程度かを調べるよりも、取りあえずアカウントを作っておく方が望ましいです。
といっても種類も、内容もまあまあのボリュームがあります。種類は①Facebook、②Twitter、③instagram、④LINE、⑤Google MAP(GMB)となり、共通して用意するべき項目をまとめると以下になります。
(3)Googleマップ登録
店舗・事務所がある場合はやっておきたいのが、Googleマップ登録。何のことか分からないという人はこちら。Googleの検索結果には会社や店舗情報が掲載されるケースも多々あります。これらの情報登録もおこなっていくのが望ましいです。
(4)動画によるサービス紹介
WEBだけでなく、店頭や展示会、ウェブでのセミナーや自己紹介といった際に使えるのがサービス紹介動画。60~90秒程度で説明する際に非常に役立ちます。余裕があれば作っておいた方が望ましいです。
動画といっても様々な種類があげられます。元となる動画素材を撮影する、マンガやイラストをつくる、有料素材を加工していく、ピクトグラムをつくる、画像スライドショーでおこなう等、多々やり方があります。どれを選んでいくかは対象となるお客様がどれを好むかによるので、既存のお客様に聞いてみるのも手かもしれないです。
参考例:レンタルパソコンの紹介動画
(5)チラシ(名刺サイズとA4サイズ)
既存の取引先や新規で対面の折衝をする際に、話が弾む販促物として用意しておきたいのがチラシ。1枚あると、faxDMやパートナー企業へに説明をする際に非常に便利なものとなります。お客様から別のお客様をご紹介いただく際にも重宝します。特に名刺サイズのものは制作コストが安く抑えられるうえに、説明しやすく・広がりやすいのでオススメです!
参考例:レンタルパソコンの名刺サイズチラシ 、 レンタルパソコンのA4サイズチラシ
ネットショップ運営前にやっておくべきこと
ECサイト・ネットショップを検討する過程で、検索結果にマーケティングやブランディングといった言葉が多々出てきます。それらはこの前提となる、土台というか材料が揃えられてから必要になることなので早めに準備しておくとより、早く取り組むことが出来ます。また、この土台つくをやることで、自社商品を誰に、どの様に伝えていくかを考えざるを得ません。面倒かもしれませんが、事前におこなっておくことで集客する際の役にも立つというメリットもありますので、やれるとこ・お金のかからないところは早めにやってしまいたいところです。
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