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オーストラリアから見たアメリカ大統領選挙
今回は、先日行われたアメリカ大統領選挙について感じたことを書こうと思います。
バイデン前大統領が出馬を辞退し、ハリスvsトランプという構図になった今回の大統領選挙ですが、結果はみなさんご存知の通りトランプが勝利しました。女性初の大統領誕生に期待がかかっていたハリスですが、惜しくも敗れてしまいました。
激戦区の大半を勝利したトランプには個人的に驚きました。BLUEWALLと呼ばれるリベラル支持の地区の連なりが崩壊していたからです。
私は現在オーストラリアに住んでいますが、アメリカから遠く離れたこの国でも、大統領選挙に対する関心は高いように感じられました。
オーストラリア人の友達は会うや否や、『どっちが勝つと思う?』『あなたはどちらを支持しているの?』など質問責めに遭いました。
オーストラリアに来て感じたのは、特に20代やSNSを頻繁に使用するZ世代の関心が高いことです。日本では友人とあった際にこのような政治的な話題が持ち上がることはほぼありませんでした。例えば、先におこなれた日本の総裁選に関しても、LINEのグループチャットやインスタグラム、友人と電話した際にも総裁選の話にはなりませんでした。
ではなぜ、日本の若者は政治的関心度がこれほどまでに薄いのでしょうか。
この議論に関しては色々なところで目にします。
大学の講義やグループディスカッションのお題になることもありますし、高校や中学校ですら授業の議題になることもあります。
私個人の考えとしては、日本の教育制度において、政治に対して個人的な考えを持つこと、リベラルな考えを持つことが阻まれているように感じます。どのように表現したら良いか難しいですが、そのような考えを持つことが望まれていない、好ましくない、あるいはそもそも政治的考えを表現する場が設けられていない、
しかし現代ではSNS上でこのような表現をすることが可能になりました。
誰もが自分の考えを投稿することができます。ですが、このような機会があるにも関わらず、日本においては自らの政治的な意見を述べている若者は少ないように感じます。
私自身、ハリスとトランプのどちらが勝つと日本、世界の経済や情勢にどのような影響を与えるのか正確に理解しているわけではありませんが、少なくとも最低限は理解しているつもりです。
絶対に自国の政治や経済に関して確固たる持念を持つべきとは思いませんが、世界最大の国であるアメリカの大統領が変わるとどのような影響があるのか、日本の総理が変わるとどのような影響があるのか、国単位だけでなく、自分にもどのように影響をもたらすのは知っておくべきだと感じました。
今後の世界情勢や世界経済には注目していこうと思います。
今回の選挙では、アーティストなどのセレブリティがハリスの支持を表明し、彼らのファンに対して投票を呼びかけるような動きが見られました。彼らのファン層の多くはSNSを利用する若者です。また、なぜセレブリティや大企業の創業者などがハリスを支持していたのか、これらに関しては面白い記事があったため、以下にリンクを載せさせていただきます。