『喫茶 空間』のご報告
お久しぶりの更新となりました、ご無沙汰しております。
もう10月というのに半袖で過ごす日も多いですね。
今回更新したのにもご報告があるからなのです。
まず、結論からお伝えすると
お店を立ち上げました!
立ち上げたと言っても出店型のお店で、まずは店舗を構えず、往く場所で珈琲を提供するお店にしていきたいとおもっています。
名前は『喫茶 空間』といいます。
コンセプトは、何も無い場所に『喫茶 空間』がある事で気付きが生まれ、それに価値が付けばいいな、という想いを込めています。
このコンセプトにした経緯を書こうと思うのですが、長くなりそうなので興味のある方は読んでみてください....。
1、『喫茶 空間』について
空間という言葉はとても曖昧で、この言葉だけでは空虚な場を指す言葉にしかならないと感じます。しかし、この言葉を聞いて居心地がいい公園や、好きなお店、または苦手な場所など、うっすらと思い浮かべた人もいるのではないでしょうか。
この空間という言葉は曖昧ゆえに、より自分の思い出や記憶を投影することが出来る不思議で魅力的な言葉であると私は思うのです。
では、なぜその曖昧さが魅力的だと感じるようになったのか。
それは私が幼い頃から触れてきたPCの中だけにあるインターネットの世界がきっかけです。
物心つく頃からインターネットは私の傍にあって、両親が共働きだった事でPCに触れる時間も多かったんです。
その中で、フラッシュ動画やモバゲー、チャット掲示板など沢山のツールで時間を潰し、画面上でしか行われない文字のやり取りに心躍らせていました。
インターネット内だけで現実では絶対に出会うはずもない人と、会うことを良しとしないその空間は、私にとってとても居心地が良く拠り所だったんだろうと思います。
今ではそうしたものも、Twitterなどのツールとなり形を変えていきました。
しかし、今も昔も変わらずインターネットの中に存在するのは、自分と知らぬ誰かが発信する情報。そして、その誰かによってアップロードされた知識や経験、情報を得ることが出来る空間。
この空間、とても魅力的だと思いませんか。
普段の生活だけでは見付けられなかった物や、事柄、音楽に思想、それらがこのインターネット空間には無数に落ちていて、探し拾い集めた結果、自分の好きな事柄に出会えるんです。
宇宙のようなインターネットの世界はデブリの様にふわふわ情報が漂い、真偽の定かでは無い情報が無数にあるけれど、信じるか信じないかは自分次第で、その他人任せなところがインターネットの面白いところでもあると思っています。
そんなインターネットでたくさんのモノや人と出会って今の私があります。たくさんの事を知ることが出来ました。
そういった場所として『喫茶 空間』は在りたいと考えています。
『喫茶 空間』がある事で、情報と人を繋げるきっかけ、そして気づき知識となる。そういった場所が生まれたらとても幸せなんだろうと思い、そんな場を作りたいと考えました。
そして、こういった考えのもと『喫茶 空間』という名前は産まれました。
2、喫茶 空間でしていきたいこと
この『喫茶空間』で提供していきたいものは、美味しい珈琲だけでなく繋がりや気付きを提供していきたいです。
人と人の繋がりよりも、事柄との出会いを作っていきたいです。
そして、このインターネットの世界のように、喫茶空間はぼんやりと曖昧な存在でありたい。
ふわっと現れいつの間にか流れ漂いながらその場から無くなる。そんな一時の空間として『喫茶 空間』は存在し、それを心地よいと感じてもらえたら嬉しいです。
お店を作りたいと思い始めた時からある〝何かが生まれる場所〟になりたい軸は変わっていません。
そうしたものをこの出店型のお店から、築いていけたらとおもいます。
3、今後のこと
今後はこの『喫茶 空間』でいろんな場所に出店しお店の名前を知ってもらいたいと考えています。あと実は、今年の12月に喫茶 空間のデビューと合同の企画展示を計画しています。展示の情報も今後お伝えして行くので、追って見ていただければ嬉しいです(小声)
どうぞ『喫茶 空間』をよろしくお願い致します。
かわうそ
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