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アジアのなかの日本ーCWS Asia代表との戦略会議から

こんにちは🌞広報のニシザワです🤓

今年の6月にタイのバンコクにあるCWS Asia事務所から代表のChristopher Eades氏が初来日しました。
数日間にわたりCWS Japanチームと今後に向けた戦略会議を行ったり、その後も日本の被災地の現場を訪れたり、関係者との会合を行ったりと密度の濃い滞在でした。

バンコクに帰国後、日本のこと、そしてCWS Japanのことについてインタビューをしました🎤彼から見えた日本やCWS Japanはどうだったのか、皆さんに共有させてください📢



インタビュー🎤

Q1. 今回の来日で印象に残ったことを教えてください。

わたしは何よりも、CWS Japanチームの創造性と献身に感銘を受けました。日本やアジア全域で他者のために働くことは、CWS全体の組織文化の重要な糸となっています。人数の少ないCWS Japanチームが生み出すインパクトは、アフガニスタンからフィリピンまでに行きわたっています。
また、幸運にもCWS Japanの理事の方々とお会いすることができ、彼らの専門知識の結集とCWS Japanの活動と成功への献身にも感銘を受けました。

CWS Japan事務所にて戦略会議

Q2. 初めて日本に来ましたが、どのような印象を持たれましたか?

わたしは日本や日本の文化や伝統に魅了されてきて、いつも訪れたいと思っていました!そして、実際に訪れることができて本当に嬉しかったです!
日本の人々は温かく親切でした。また、日本社会全体が災害リスクへの備えと軽減のために努力していること、そして改善のために努力する際の反省と誠実な自己批判のレベルにも感銘を受けました。

わたしはバンコクに住んでおり、そこからCWSで働いています。わたしは、日本は支援を必要とする人々への支援とそのクオリティーの水準において、アジアのリーダーであると考えています。日本は他の5カ国と国連難民機関とともに、2023年12月にスイスのジュネーブで開催されるグローバル難民フォーラム(The Global Refugee Forum 2023)の共同議長国でもあり、日本の難民再定住プログラムは、その質という点では世界最高水準にあると思います。しかし、日本で再定住した難民の数は、同じような規模と豊かさを持つ他の国々と比べて非常に少なく、日本独自の制度化で庇護ひごを認められた数は、申請数の5%にも満たしません。

日本はアジアにおける重要なリーダーとして見られています。わたしは日本が難民のためにもう少しできることがあるのではないかと期待しています。

Q3. CWS Globalの方向性を踏まえ、CWS Japanの役割をどのように位置づけ、認識していますか?そして、近い将来、CWS Japanにどのようなことを期待しますか?

CWS Japanは、アジアと世界各国のCWSにとって絶対的に重要な存在だと認識しています。CWS Japanは、わたしたちの活動の中核となる分野(災害リスク削減など)の専門知識を持ち、アジア全域の恵まれないコミュニティのために、資源を調達し、さまざまなプロジェクトの設計、開発、創造、運営に貢献する模範的なスキルを備えています。

今後も日本チームと一緒に働けることを楽しみにしています!

CWS Asia代表ChrisとCWS Japanの職員の集合写真

後記

Christopher Eade氏からCWS Japanに対して力強いメッセージと高い期待感をもらえたインタビューでした。
担当者として事業一つ一つに焦点を当てて取り組んでいると、それぞれの活動がアジア地域全体に残すインパクトや意義、日本国内に発信すべきメッセージといった大局的な視点を見失いがちになりますが、節目節目でこのような全体の戦略を振り返り、地域全体またはCWS全体としてどのような社会を目指していくのか、そのためにどのようにアプローチできるか、と考える機会の重要性を感じました。

今後もCWSの仲間とともに考え、一歩ずつでも確実に行動に移していける団体であるように邁進したいと思います。

(文:プログラム・マネージャー/広報 西澤紫乃)

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