天草倶楽部での講演~持続可能な水産養殖、そして未来へのビジョン~
日時:令和5年7月12日火曜日13時~15時
場所:天草市民センター 会議室
天草倶楽部様からのご依頼で講演しました。
4月頃、依頼をいただいたのですが、内容は「完全おまかせ」(゚ω゚;)
ということで、開催地が地元天草でもあり、少人数であることから、
テーマ:創るよろこび、心豊かな生活のために
①天草にいながらどのように創造的な活動をしているか
「慣例」「ジェンダー」「サプライチェーン」「コロナ」
②逆境を克服するためにどうしてきたか
③失敗から学んだこと
このような構成で、自らが経験してきたことをリアルにお伝えする提案をしました。
当日は、想定外に天草外から来てくださった方々が多く驚きました。
熊本市内から駆けつけてくださった魚屋さん、
上天草市からきた魚屋さん、上益城郡の山奥から町おこしに関わられているご年配、山都町からは女性起業家など、聴講者の半分が天草島外の方でした。
そんな状況をみて、考えていた内容も直前に少しだけ変えましたが、
男尊女卑の色濃いこの地方で女性起業家としてどのような心情で挑戦してきたか、そしてどのように乗り越えているかについてもお伝えしました。
あとは環境を残すこと、そして女性たちが自分の能力を活かして積極的に活躍できる世界を作ること。
自分が何より誇りに思っていること、それは100年以上も自然と共存し持続可能な水産養殖を続けてきてくださった地域と人々の歴史です。世界でも稀な水産養殖の成功事例となっており、これが可能になったのは地域これまでに生きて地域を愛した先人たちのおかげです。
そのようなことを前半1時間お話しし、後半1時間は質問に答えるという形で、講演会は無事終了。
この日は、皆さんとともに想像を膨らませて、考えを深めることができました。そして、それぞれのエピソードで笑いもあり、感動もありました。天草島外から来てくださった方々からは「自分も地元に帰って、自分にできることやってみます!」という言葉を聞くことができ、会場には強い「やる気」のエネルギーが満ち溢れていました。
そして今回、赤い月珈琲さんからの珈琲の差し入れいただきました。その美味しさあたたかさに参加者みんなでホッとする時間も持つことができました。
海をBASEに持続可能な水産養殖を実現し続けることに全力を尽くし、そして、次世代養殖システムの開発という大きな課題にも挑戦しておりますが、根っこは「天草愛=日本愛♡」です!
これからも自分にできることをやり、自分にできる表現方法で発信して参ります。そんな活動を応援してくださる全ての方々へ、心からの感謝を込めて。