白熊杯【俳句】 勝手にチューダ賞!
白熊杯。
本当にたくさんの素晴らしい俳句ばかりですので「選ぶ」というより、
自分の感性に響いた俳句を紹介したい!
という思いで、
勝手にチューダ賞
として、ご紹介したいと思います。。
◆こんな感じで決めました
誰が書いたか?の先入観は無くすため、
俳句一覧で俳句のみに目を通し、
全ての俳句の中から絞り込んで、
チューダ賞 5句
チューダ特選賞 4句
とさせて頂きました。
先ずはチューダ賞 5句から
➀ 地平線際まで青し冬の空
「地平線の際」という表現がダイナミックで、雄大な自然が感じとれる1句です。
② シャリシャリと音符の見える雪みぞれ
シャリシャリと、みぞれ雪を踏む足音、そしてそれを音符に見立てた感性が凄い!
③ 口元に冬がはじまる白い湯気
寒い冬に吐く白い息の湯気。そこから冬がはじまるんだ!という流れが好きです。
➃ 米よそう母の手なれば湯気の立つ
米よそう母の手、立ち込める湯気。情景がリアルにひろがる、心温まる1句です。
⑤ 「生きてる」を 圧しつぶしたる 雪景色
この句にはコメント入れたので、作者も分かってたのですが💦、生きてるを圧しつぶす!という表現に圧倒されました。
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チューダ賞として、ご紹介させて頂きました皆さま、素敵な俳句を、ありがとうございました✨
◆チューダ特選賞
続きましてチューダ特選賞は、
・より写実的なもの
・より五感を刺激する表現
・より等身大の日常
という自分好みの基準で、さらに絞り込んで、特選賞とさせて頂きました!
➀ 青天に浮かぶ冬木の枝模様
冬晴れに枯れ木のシルエット!
確かに、この光景ありますよね〜
説明的な、感情的な言葉は使っていないのに、
青空と冬木のコントラストの描写だけで、どことなく冬の寂しさまで伝わってきました!
② スヌードを真白き糸で編む師走
「真白き糸」の表現が、とても鮮明に視覚を刺激して、のっけから心が鷲づかみにされる1句です。
師走の忙しいなか、誰かのために編むスヌード、そして真っ白な糸。
シンプルながら、心温まる、そして心に深く刺さる1句です!
③ おさなごの弾ける声よ冬の午後
子供たちの声って、何であんなに響きわたるんですかね?
それを、冬の午後という乾いた空気感のなかで
「弾ける!」
という表現をされているところに、とても惹かれました。
子供たちの声が今にも聞こえてきそうな、明るくて元気の出る1句です!
④初売りの太鼓響くや午前九時
初売り
太鼓
午前9時
たたみかけるようなリズムが心地よい、
新年の賑やかな情景を描写した1句!
初売りの様子が分かる視覚
太鼓が響く音
午前9時という時間
「五感」+「時間」を刺激する、
それでいて新年の活気と喜びが伝わってきました。
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特選賞として、ご紹介させて頂きました皆さま、素敵な俳句を、ありがとうございました✨
◆チューダ賞&特選賞の特典
特典としまして、
癒やされる炭火の動画と、
炭火で焼いた焼き芋の画像をどうぞ💁
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