移植と転職
植物を育てるのは楽しい。
2年前に農園を借りて野菜を育て、最近はベランダでハーブ中心に10種程度育てている。
植物を育てているといろいろなことに気が付く。
育てる環境の影響はとても大きい。
ポットの大きさを変えると、見違えるほどに植物は大きくなる。
置かれた場所で咲くのは大事だけど、環境を変える方が重要な時がある。
植物の移植と転職は似ているのかもしれない。
植物の植え替え
3月末から、ボリジ・ナスタチウム・カモミールを種から育てている。
育苗ポットを使い、だんだんと大きな鉢に植え替えていく。
移植で驚くのは、植物の成長の変化だ。
ポットのサイズが、植物の大きさを決定すると言ってもいい。
植物にとって、生まれ落ちた土地の大きさは、どれだけ大きくなれるかや子孫を残せるかの可能性だ。
転職
いっぽうで、人間の可能性を規定するものはなんだろうか。
自分ではコントロールできない遺伝子や家柄のようなものから、長期的にある程度変えることが出来るお金や人間付き合い、ある程度自由な時間。
この中で、一番の可能性は時間だ。
それは自分の自由がきくからだ。
誰もが言っていることだが、時間は平等だ。
ある程度の制限はあるが、今をどう使うかはその人に任されている。
(僕はGWにあれこれやりたいと言いながら、だらだら過ごしたけど)
社会人にとって最も長く時間を使うのは仕事だろう。
だから、仕事は自分の可能性を大きく左右する。
ここのところ、僕の勤める会社では転職の波が来ている。
2月に一人くらいは退職者がいる。僕も転職活動をする一人だ。
なぜかについては、別途考えてアップしようと思う。
人間は、植物と違って移動することが出来る。
また、不完全だけどある程度十分な社会保障のような仕組みがあるから、少し失敗してもいい。
今ある環境が適していない、他にやるべきと思うことがある、何らかの成長の限界がある、そう思った時に転職・独立はよい手段になるだろう。
環境を移すことで、大きく人生が充実することがあるかもしれない。
一方で、現在の環境の良さに気づくかもしれないし、苦しむこともあるかもしれない。
変化が怖くてやっぱり今の環境がいいかもと思うこともあるけれど、植物が移植で見違えるほど元気になったことを学びに、前向きに行こう。
自分で考え、エージェントの方と相談しながら、この先の道を考えたい。
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