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47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 59「専攻説明会!」

 12月も中旬になりました。慶應文学部一年生はこの時期に2年生からの専攻を決めなくてはいけません。
 僕は大学の制度に詳しくないので「ほー。そういうものなのですかー」ってな感じだったですが、一年次には専攻を限定せず総合的な視点を養い、専攻選択を二年次からにするというのは、大学から配布された冊子によると文学部ならではの"学問の自由”の実践なのだそうです。言われてみれば僕も入学時には考えていなかった専攻への興味が受講するうちに湧いてきて、そこを志望するつもりなのでこのシステムはしっかり機能しているのかもしれません。(つい現役の大学生みたいな言い方をしてしまった!)

 その内容もなかなかのバラエティで、専攻の種類を全て挙げてみると

哲学系
・哲学
・倫理学
・美学美術史学
史学系
・日本史学
・東洋史学
・西洋史学
・民族学考古学
文学系
・国文学
・中国文学
・英米文学
・独文学
・仏文学
図書館情報学系
・図書館・情報学
人間関係学系
・社会学
・心理学
・教育学
・人間科学

の17専攻。文学部という名前ではありますが、カバーする範囲は文学に留まらずかなり広範囲にわたるのがわかりますね。

 でですね、

「うーん! 悩んだけど熟考の末! これにしよう! これでお願いします!」

 で終われば簡単なのですが、定員のある専攻も多くありまして、自分の希望した専攻に進めないパターンもあります。なので学生はこの12月中旬のエントリー期間に、第6志望(!)までを決めて、志望理由書などを添えてエントリーしなくてはいけないわけです。

 ちなみに定員を超えた場合の選考基準は専攻によって春学期のGPA(成績的なもの)だったり志望理由書の内容だったり面接だったり、専攻によって違います。そしてもし第一志望がダメだった場合、第二志望を人気の専攻にしてしまうとそこも第一志望で埋まってしまって受け入れられないため、第二志望以降は第一志望で定員が埋まらないところにしないといけないという、なかなかハードな選択。色々と考えなくてはいけないことが多いのです。

 しかし実際に入ってみるまではわからない事も多いですよね。なので大学により専攻説明会というのが12月の第1,2土曜日に行われます。それらは全部で4コマあって、専攻別に違う教室で行われるので、これまた4つ出席したい専攻を選ばなくてはいけない。オンデマンドにして全部聞かせてくれたらいいのになあと思うのですが。

 だいたい第6志望まで決めなくちゃなのに4つまでって足りなくない!?と思いながら、自分が現在第一志望に考えている専攻を最初に、後やっぱり気になるかもというところを回りました。専攻によってかなり雰囲気が違ってなかなか面白い経験でした。とある専攻の説明会には、いつか「ファンです!」と伝えたいと思っていた教授もいらして、少しお話しできたのでよかったです(笑)。

 またこの説明会とは別に学生有志(塾生情報局)による学生のみの専攻説明イベントもZOOMで行われて、そちらは全専攻の様子を伺えて大変参考になりました。

 さあ! 私はどの専攻に進めるのでしょうか? 決定は3月!(遠い!) 後悔のないように、ベストを尽くしたいと思います。