47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜15 「ジゴロその後&〇〇君」
というわけで前回謎の引きをしてしまった、僕がとある科目の履修登録を取り消すかどうかという(先生や読者にとってはめちゃくちゃどっちでもいい)葛藤の結果は、いざ臨んだ、最後になるかもしれない授業を受けながら
ここらで踏ん切りをつけようと決意して、登録取り消しのボタンを押そうとしたのですが、その瞬間楽しかった思い出が色々とよぎって…
…というほど芝居がかることもなく、しかし悩んだ挙句、今の関係をずるずると続けていく事に、じゃなくて、腹を決めてびしっと授業を受け続けていく事にしました!
…先生! これからもよろしく!
と抜けないジゴロ気取りで胸の奥囁きましたが、まったく先生の心には届いていないでしょう(あたりまえだ)。こんなやつの相手もしなくてはなので、先生というお仕事も大変です。
ちなみにさっきから先生、先生と連呼していますが、正式には慶應義塾大学で先生と呼ぶべきなのは「福沢諭吉先生」だけで、現在の教授の皆さんは
「〇〇君」
のように君付けにするのが習わしだということです。なるほど。そういえば入学式でもみなさん君付けで呼ばれていたような。
こういう伝統は創業者の魂が生きている感じがするし、なんだか由緒があって素敵ですよね。しかしそうは言われても実際に教授をつかまえて「〇〇くん」と呼ぶのは流石に抵抗があります。
僕なんか調子に乗ってしまう方なので君づけになんてしようものならその気になって
「あーチミチミ! 〇〇くんね! こないだの授業のことだけど…」
なんて君にとどまらずチミまで到達する恐れがあります。(ない)
冗談はさておきまして、実際には上記のような理由から普通に君づけではなく「〇〇先生」と呼ばれていることがほとんどのようです。
あ、例外的に最初の授業で
「私は教授ではないので、教授と呼ぶのはやめてください。慶應の伝統にのっとって、〇〇さんと呼んでもらってもいいです」
とおっしゃった先生がいらっしゃいました。「〇〇さん」はなんかさわやかで、ちょうどいい親しみがあっていいかもしれないですね。素敵だ。
そんな他愛もない僕の感想がほとんどを占めているこのnoteですが、先日川崎クラブチッタで行われたhide Memorial Day 2024 "Sing Along LIve Hi-Ho(今回もホストボーカリストとして参加させて頂きました!)でも、沢山の方から
「note読んでますよ!」
「合格おめでとう!」
「がんばってくださいね!」
と激励の声を頂き、大変嬉しかったのであります。
DJの浅井博章さんにも僕が歌う前に
「Next Artist…CUTT! from 慶應大学!」
とユーモラスに紹介して頂き、緊張感がいい感じでほぐれて、みなさんと楽しく歌うことができました。ありがとうございます。
そして世間はゴールデンウィークですね! 僕は明日5/5はこちらも恒例の柏パルーザで行われる
hide tribute 2024 STUPID Side
に出演させて頂きます。
hideさんやhideさんのイベントについても、いつかこのnoteで書きたいのですが、かなりの分量になってしまいそうなので、また機を見て挑戦したいと思います。
それではみなさん、よいGWを!