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4年ぶりにアイドルのイベントに行った話_夢みるアドレセンスというグループ

この投稿は、いちファンから見た、あるアイドルのイベントの一例という感じで見ていただければと思います。

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先日、夢みるアドレセンス(夢アド)というアイドルグループのイベントに、実に4年半ぶりに行ったことを書きました。10/3のことです。

その後の僕の投稿を読んでくださった方はなんとなく察されたかと思うのですが、くだんのイベント以降、すっかり夢アドにハマってしまいました。行ったイベントは「SUPER JET SUPER」というアルバムのリリースイベントだったのですが、僕はこのアルバムを毎日のように聴き込み、収録曲である「ドレミ」と「MAKING THE NOTE」については既にnote
にレビューまで書きました。ひと月前までは曲はもちろん、メンバーの区別も大してついていなかったのに、です。

夢アドのライブにそんな久々に行った理由には、投稿し始めたnoteの記事を書くための「ひとネタ」という意味合いが大きかったのですが、思いのほか心をつかまれてしまいました。
夢アドは昨年末に新メンバー2人を加えて新体制となったのですが、加入メンバーの一人である鳴海寿莉亜さんという方が可愛くて、前々から気にはなっていました。
そんなこともあって、一回くらい生で見てみようかなと思ってはいたのも理由としてはあるのですが、なんにせよここまで急速にハマるとは思ってもみなかったです。

そんな、僕にとっては「推し」を増やすきっかけとなったリリースイベントから早くも3週間経ちました。それに飽き足らず、また今日もリリースイベントに行ってきました、というのが今回の話です。

もともと、「SUPER JET~」が発売されたのが9/30で、前回イベントの10/3はそのリリース週でした。ふつうは、アイドルのリリースイベントはリリース週で終わります。そのあとは基本的にはイベントはありません。
オリコンの順位に大きくかかわるのがリリース週までの売り上げだから、という理由は大いにありえそうです。

当初の夢アドの公式発表でも同様に、リリースイベントはリリース週で終わり、10/4(日)のイベントより後には何も組まれていませんでした。

ところが先日、急遽追加日程が発表されました。この10/24のイベントもその一つです。もともと、リリース前の9月半ばに組まれていたリリースイベントの日程が、コロナの関係で一週間程度にわたり白紙になったという経緯がありました。追加日程は、その振り替え的な意味合いがあったのかもしれません。

イベント会場へ

さて、ここからはライブレポに移りたいと思います。
今日の会場は、渋谷モディ6階にある、HMV&BOOKSのイベントスペース。

渋谷モディは公園通りに面しているのですが、この公園通りを西に歩き、左に入った所に渋谷WWW / WWW Xというライブ会場があります。ここは東京パフォーマンスドール(TPD)というこれまたアイドルグループがライブをよくしていた会場であり、僕が初めてTPDのワンマンに行ったのもここでした。個人的にすごく印象深い場所です。
すぐに脱線してしまいました。話を戻します。

会場はイベントスペースということで、本屋さんの一角をパーテーションで仕切った空間でした。今日は特典会はもちろんのこと、ミニライブもその前にあるとのことでしたが、決してクローズドな空間では無いので、スペース以外のフロアにもかなり響いていたと思います。イベントスタートの30分前くらいに会場に着いたのですが、エスカレーターで6階まで向かう途中、4階に上がったときにはメンバーによるリハーサルの歌が聴こえてきました。

個人的に意外だったのは、4階に居ながら音漏れがガンガンに響いてくることよりも、30分前なのにリハーサルが早くも行われていることでした。ミニライブ前には、PAの確認などのために必ずといっていいほどリハーサルがあります。メンバーが曲の1番くらいまでを歌い、すぐに袖にはけていくのですが、これは今まで観てきたアイドルのほとんどがミニライブの直前、5分前とかでした。
ライブの30分も前にあるのは初めてな気がします。

音漏れの恩恵に預かることはタダですが、このイベントじたいは「SUPER JET SUPER」のアルバムを買わないと参加できません。アルバム購入と同時に、イベントへの入場券と購入金額に応じた特典券(1000円で1枚)が配られます。「SUPER JET SUPER」には3形態あり、CDのみとCD+DVD、そしてCD+Blu-ray+フォトブックというものでした。僕はフォトブック付きの、一番値の張るほうを買いました。5000円だったので、5枚特典券がもらえる、ということになります。

コロナの事後対策のためでしょう。この参加券には、氏名と電話番号を書いてスタッフに渡さなければいけませんでした。前回のライブでは、QRコードから特設サイトに飛び、そこに個人情報を入力、という形でした。「以前の生活」ではこんなレギュレーションはなかったわけで、コロナの影響の大きさをここでも感じます。ファン個人が感じるわずらわしさ以上に、スタッフの方々の大変さは想像に余ります。そんな状況でも会える機会を作ってくださることは非常にありがたいです。

開演10分前くらいに入場し、一定間隔に並べられた椅子に座ります。本来、アイドルのミニライブはスタンディングであり、ライブハウス以上にアイドルを間近で観られるという点も魅力の一つなのですが、これも仕方ありません。スタンディングライブは他のファンとの距離があまりに近いというのも特徴で、感染症云々以前にあまりいい気分ではなかったので、この措置はむしろ良かったのかもしれません。

ほどなくしてライブが始まりました。
今回は4曲もやってくれました。たいてい、アイドルのこうしたミニライブは3曲が相場と思っているのですが、豪華にもプラス一曲です。

【セットリスト】
MC
ROMANTIC SPECIAL(AL収録曲)
恋のエフェクトMAGIC
MC
#ゴゴゴゴゴ (AL収録曲)
SUPER JET SUPER(AL収録曲)

4曲中3曲が、今回のアルバム「SUPER JET SUPER」収録曲です。
そのアルバムのリリースイベント故、アルバム収録曲でセットリストが占められるのが普通です。しかし、今回はこのアルバムに入っていない曲が一曲だけ披露されました。「恋のエフェクトMAGIC」です。
自分基準ばかりで申し訳ないのですが、この曲は僕が夢アドから離れた、「空白の」4年半の間にリリースされた曲です。そのため、今回の披露で初めて聴きました。Mrs. GREEN APPLEの天才、大森元貴さんが手がけた曲でもあり、後から聴きなおすとミセス成分をほのかに感じます。メンバーの歌いだしの段階でファンが盛り上がったのを見ただけでも、この曲がライブで映える曲なんだなと察せます。

3曲目の「 #ゴゴゴゴゴ 」。メンバーの白川蘭珠さんの曲振りを聞いて初めて気が付いたんですが、曲名は「ハッシュタグ ゴゴゴゴゴ」と読むんですね。ハッシュタグは発音しないと思っていました。この曲はMVのシュールさもさることながら、実際のライブでもメンバーが吹き出すくらい、おもしろにあふれています。緊張と緩和ですね。

そしてラストはアルバムのタイトルでもある「SUPER JET SUPER」。メンバーの鳴海寿莉亜さんは「ラスボスのような曲」と表現していました。明るさで一貫したこのアルバムの最後に位置し、締める役割を担うこの曲は、人によって表現は違えどどこかに「ラスボス感」を感じるかもしれません。新生夢アドにハマってから数週間、何回と知れず聴きましたが、良い曲です。良い意味で、自然と鳥肌が立ちました。近いうちにレビューします。

イベントも2回目ともなれば、慣れてきたためかステージ上のメンバーのこともよく見えてくるようになります。山口はのんさんの圧倒的なスタイルの良さもさることながら、山下彩耶さんの「ザ・アイドル」といった雰囲気。そして白川蘭珠さんがファンに向ける「レス」は素晴らしいなと認識しました。白川さんはとりわけアイドル好きということもあり、ファンが喜ぶツボを分かってらっしゃる感じがします。

特典会へ

ライブ終了後は、特典会に移ります。
椅子の撤収作業等もあり、一旦は全員が会場外に出なければなりません。

今回の特典会は

好きなメンバーとの2ショット撮影(特典券2枚)

メンバー全員との撮影(特典券3枚)

2ショット撮影+サイン(特典券4枚)

メンバー全員との撮影+サイン(特典券5枚)

という内容でした。
通常、各内容において列が途切れた時点で終了。続く特典内容に移る、といった流れが基本で、たいていは特典券の必要枚数が少ない順に消化されます。

僕の今回の目当ては、特典券4枚でできる「2ショット撮影+サイン」でした。そのために5000円の買い物をしたわけですが、その順番に回ってくるまでは特典券2,3枚の内容が消化されるまで待たないといけません。これらが終わるには大体20分くらいかかりますかね。

その間、イベントスペースのはじっこで時間を持て余すのもな...と思っていたので、一旦はイベントスペースを出て、隣接した本などが置いてあるスペースで立ち読みでもして待つことにしました。そこはフロアのはじっこではありましたが、イベントスペースとは同じフロアなので、スタッフの方による特典内容の変更の声も聞こえるだろうと思っていたのです。今回のイベント会場が、本も置いてあるHMV booksであったことは幸いでした。
この記事にも書きましたが、一人で行動するアイドルファンにとって、時間のつぶし方には大変苦労するものなのです。

隅っこのほうで「江戸川乱歩名作選」を読んで、20分くらい待っていました。
待っていたのですが、やけに静かです。乱歩の作品に没頭していたからなのでしょうか。「今から2ショット始まります」などの「ドナリ」が聞こえることを待っていたのですが、そんな声はまるで聞こえません。林の如くです。

さすがにもう20分も経つし特典券2枚の内容は終わっているだろう。いや、よもやまさか撤収作業にこんなに時間かかってるのか...?と不安になってイベントスペースまで見に行きました。
入り口付近にいたスタッフの方に、今どこの内容まで消化されているか聞いたところ、とっくに特典券2,3枚の内容は終わって、今は4枚の2ショット+サインに移っているとのことでした。
お目当てのやつです。危ないところでした。あまりにはじっこにいた自分が完全に悪いのですが、ぼーっとしていたら特典会自体が終わってしまうところでした。

さて、2ショットは「推し」の鳴海さん。2ショット自体は特典券2枚で済むところをサインまでしてもらったのは、少しは喋る時間が欲しかったからです。
以前は会話するのにはもっぱら「握手会」だったのですが、この時局にそんなことはできません。2ショット撮影自体も、撮って貰う合間に会話はできなくもないのですが、あまりにしていてもスタッフに怒られます。
その点、サイン付きであれば、書いてもらっているその間は喋ることができるので、現状一番喋れるツールかもしれません。
もちろん、オンライントーク会等もありますが。「新しい生活」の波は、こうしたところにも押し寄せて来ています。

鳴海2

鳴海さんと喋った内容については、特筆するようなこともないので省きますが楽しかったです。
「ロングトーク会かな?」と思うくらい話してくれて、ありがたいですね。

そういえば、彼女のメンバーカラーは「青」であると初めて知りました。
僕はかつてハロプロを好きだったころ、℃-uteでは中島早貴さん、モーニング娘。では石田亜佑美さんを推していました。二人とも、メンバーカラーは青です。
プロ野球では埼玉西武ライオンズファンで、こちらも球団カラーとしては青です。
そういうこともあってか、好きな色を聞かれたら青と答えていました。
メンバーカラーにもそこまでバリエーションはなく、これらの事実はたまたまではあるのですが、なにか「青」との不思議な縁を感じます。

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ここまでが、今回のリリースイベントのレポです。

なぜハマったのか?

冒頭で、「まさか再び夢アドにハマるとは」とは書いたのですが、3週間前のイベントに行った時点で、ハマることは確定していたのかもしれません。

そもそも、多少は気になっているにしても、なかなかイベントまで足を運ぼうとまでは普通はならないです。
ツイッターでアイドルをフォローしていると、そのアイドルのフォロワーなどでさまざまなアイドルを見かけますが、「この子可愛いな」とか「ツイート面白いな」とか思っても、イベントの雰囲気に慣れ、ライブで楽しめるくらいまで曲を覚えることの労力を思うとなかなか重い腰が上がりません。
フットワークの軽い人もいるだろうから皆がそうだとは言いませんが。

その重い腰が上がったということは、ライブに行く前から「好きになること」の障壁はほぼクリアしていたことを意味しているのではないでしょうか。

ではなんで久しぶりだろうが夢アドのライブに行ったのか。
それは鳴海さんの魅力もさることながら「夢アド」という看板が残っていたことが大きいのだろうと思っています。

僕が気まぐれで「行ってみよう」と思っていた時に、メンバーは大きく変わったものの夢アドがあったこと。空白の4年半はありますが、それ以前の曲はよく覚えているし勝手もなんとなくですが分かります。だからメンバーが変わっていようがすんなりと入ることができた。これが過去の曲も捨てて全く別のグループに生まれ変わっていたとしたら、イベントにも行くまでの興味は持てなかったかもしれません。

だから、看板を残してくれたことは本当にありがたいです。

もしかしたら、旧体制の夢アドを知っている人ほど、新生夢アドを見て「こんなの夢アドじゃない」という人もいるかもしれません。けれども、僕のように「ガワ」があるからこそ戻ってくる人間もいます。だから、名前を残すことに意味はあると思います。

新体制には新体制の良さがあると思っています。それが今後どう表出されるのか、途中参加組の分際ですがすごく楽しみになっています。

次のライブは一週間後に秋葉原で開催され、しかもワンマンライブです。チケットは人数を絞っている上に抽選なので、取れるかどうかは運次第なのですが、このライブにも行くつもりです。
イベントのミニライブも良いのですが、クローズドな空間でたっぷり曲を披露してくれるライブは至高です。

それまでに、4年半の空白を埋めるべく昔の曲を聴きこんで勉強しなければ。個人的な宿題が残っています。

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