思うよにはイかない「助監督、回顧録」
過去の自分の、その時、その作品に、携わった時のコトを、
思いつくままランダムに振り返っていきます。
No.7・こんなこともある、そんなこともある体験
「誘われて二人旅 ー露天風呂・嫁と姑の仲良し芝居ー [前、後編] 」
(1986 12月OA 月曜ドラマ9)
監督:石田 勝心
出演:叶 和貴子 高森 和子
「専業妻vs職場妻 華麗な女のたたかい [前、後編]
「専業妻vs職場妻 [前、後編] (仮題)」
「(1987 12月OA 月曜ドラマ9)
監督:日高 武治
出演:泉 ピン子 勝野 洋
両作品とも、いい思い出がなく、
チームに溶け込めなかった印象だけが、
強く残る現場でした。
僕も1人の人間です。
水に合わなかったようです。
向こう様もそう、思っているのでしょう?
思ってない方もいるかもしれませんが・・・。
(そう言っちゃえば身も蓋もないですけど)
このどうしようもない我(ガ)は、
死ぬまで、ずーっと向き合い、悩むことと思います。
好き、嫌い。
合う、合わない。
遺伝子の何かが、そうさせているんでしょう。
第1印象で察知してしまう、その感覚。
類は類を呼ぶ。
そういう時は、
ハマれば、スーッと。
なければ、停滞で踏み込めない。
この、なんともいえない交われない感覚、
なんとかならないでしょうかね。
その許容範囲が、僕にはちょっとしか無いんだと思います。
だから、人見知りする・・・。
それを広げようと努力はしてますが、
なかなか、うまくいきません。
チームに溶け込むことが出来ず、
「早く、終わらないかなぁー」
と胸に秘めたまま、仕事をこなしていました。
こんなことでは、イケないなーと、
頭で解っていても、
身体(こころ)が抗っていました。
遣りたいことをやっているのに・・・?!
ホントにもったいないことです。
チャンスを捨てるなよ〜!
と、天使が囁いていましたが、
結論、
●しゃーないです。
これからも、こんな僕と付き合って、生きます。
ムリすると、とってもしんどく、逃げ出したくなりますから。
* *
「誘われて二人旅 ー露天風呂・嫁と姑の仲良し芝居ー [前、後編] 」
主演のK・Wさん、
再び、ご一緒させて戴き、
相変わらず、しっとり、控えめのお方で、
うっとりしちゃいました。
今回は、
東宝テレビ部制作のテレビドラマで、
東宝砧撮影所のスタッフルームが拠点となります。
先輩の助監督T・Mさんは、
この東宝メインで活動されているようです。
なので、敷地内の地図も、仕事の流れ、手順も、
頭にインプットされて、要領よく動き回り、
誰からにも、頼りにされている人だなぁと、
一緒にいて、すぐ分かりました。
成る程、信頼厚い人だ!
「助監督」
気に入られれば、頼りにされ、
ズーッと、専属のように、働けるんだなぁーと、
思ったことを覚えてます。
「早く、僕もそうならんとな!!」
●信頼厚い人に。
と思いますが・・・。
* *
「専業妻vs職場妻 華麗な女のたたかい [前、後編] 」
出演されていたI・Pさん、
これ1回きりでしたが、いい勉強になりました。
この時、先輩の助監督Tさんが、
横須賀のアメリカン・ハウスに住んでいて、
1度、招待され、
「いいなぁ〜、住んでみたいなぁー」
と憧れ、しばらく、ハウスの空き待ちをしてましたが、
残念ながら、そう簡単に空きなどでず、
叶わぬ夢となりました。
そのT先輩が、
「よくあることさー、I・Pのこと、気にするな!」
と励ましてくれました。
T先輩!
今、思えば、この人が居たから保ったように思えます。
また、一緒に仕事出来たらいいなぁーと
互いに連絡を取り合っていましたが、
スケジュールが合わず、
次第に、音沙汰もなくなり、
消えていきました。
●御縁、有ったり、無かったり。一瞬を大切に!
「こん時の教訓」
1、信頼されるという事
2、水に合う、合わない、しゃーない。人間だもの
3、御縁を大切に!
今回の「助監督、回顧録」いかがでしたか。
また、よろしくお願いします。
【よければ、どうぞ!】
むかし、むかし、東京オリンピック前の
昭和のドサクサまぎれの混沌の時、
忘れていたあの時、あの頃、日常にあった常識を
顧みてしまいました。
では、さよなら。
サポートしていただけましたら、より一層、充実した日々が送れると共に、明日へのパワーが漲ります!よろしくお願いします。