周防大島での葬儀へ いざ!
人は生まれた瞬間から死に向かって生きていきいます。
そんなことは誰も考え生きてはしない、ある年代を超えない限り。
正月三が日が終わった4日の早朝に妻の父親の永眠連絡がありました。
去年10月半ばから食事が撮れなくなってから病院での点滴だけで生きてきました。
生きることの原点であるべき食事が取れないので、90歳を超えていたこともあり家族は既に覚悟はできていました。
連絡を受け妻は先に新幹線で帰京し、私はやり残してる事のひとつに自転車のスポーク張替えが待ってましたので、それだけはやり切らないと仕事場の邪魔になるのでするつもりででした。
前日にスポークを外したばかりでしたので散らかしていましたので。
葬儀不要諭をかなり以前に妻と話していた私に、仕事があってタイミングが悪いので葬儀に列席しなくて良いと言ってはくれましたが、その言葉が私を悩やせました。
YouTubeを参考にして自転車スポーク交換を見ていましたが、スプロケット(変速ギャ)外しが全くできなく、それを外せないとスポークがハブ穴に入らないので交換無理なのです。
仕方なく自転車販売チェーン会社に電話を入れスプロケットの脱着作業を尋ねましたら、電話の向こう口で工賃を知れべながら対応されているようで、工賃は1630円ですと言われ工賃に関わらずお願いするつもりで電話を切ったのですが、他の自転車店ダイワサイクルにも電話を入れて工賃を尋ねたら「500円くらいですかねえ?」と言うので即そこへ持って行って正月明けなので混んでいて40分後に出来上がるのとの事でした。
スポークの編み込み(?)をしようと始めましたがまだまだ理解できてなかったのでその晩にYouTubeを再度見て明日に作業を延期を決意したところに次に日の訃報連絡です。
素人がスポークの張替えを初めてするのだから時間は掛かるのは想定済みですが、少なくとも昼過ぎには終わって明るいうちに出発できるだろと考えていたのが他の事もあり結構時間が押してしまいました。
グーグルマップでは葬式場まで435キロ、5時間40分もかかる。
休憩も入れて早くて7時間以上は覚悟してましたが、変な時間帯に着いても嫌なので夜中に出発することにして仮眠を取りました。
私のスマホは0時10分に自動的にシャットダウンするようセットしているので0時10分のシャットダウンを継続利用にしてその時間に出発しました。
車で自走して田舎へ帰るのは何十年か振りかの出来事でしたが、あんなにしんどい事とは自分の年を考えさせられました。
車は空いていて帰省渋滞もなくスムーズ走れて良かったのですが、睡魔が何度も襲ってきて、幻が見えたりしました。
道路の継ぎ目が車に見えてブレーキを踏みかけてハッとした事があり、後で考えたらあの時一瞬眠ったのかもしれないと思うとぞーっとします。
妻の父親の葬儀は午前10時から始まり、棺に義父の愛用品等を入れ、花束を入れる段に、義母が花を手向けたとたん棺に手を掛けしゃがみ込んで嗚咽していた姿を見て、思わず私も涙が出てしまいました。
私は実の父の時も母の時も涙を流した記憶もなく、実親より明らかに関わりが少ない義母対して溢れんばかりの涙が出てしまいました。
葬儀は本人の為でなく残った人達の気持ちの整理や決意の儀式なのだろうと思っています。
連れ合いを亡くして、小さな島で1人で暮らしていくであろうこれからの義母の姿を思い浮かべて、思いもしなかった自分自身の涙姿に驚いてもいます。
この文章をタイピングしていたらまた思い出して涙だ出きました。
昨夜正月番組日テレ系の「初めてのおつかい」を見ながらnoteをタイプし始ましたが、今日続きを始めましたら義母の姿思い浮かべてまた涙。
年を取って涙腺が壊れてしまった、とさ・・。