こどもの承認欲求を低位に落としていませんか?
今日も引き続き、学びからのシェア
子どもたちの高位の承認欲求を低位の承認欲求に落としていませんか?
マズローの欲求5段階説
言わずと知れた、マズローの欲求5段階説
その中でも、承認の欲求(第4段階)は
2階層に分けられる。
自己の自己に対する評価の欲求が、高位の承認欲求
他社からの評価に対する欲求が、低位の承認欲求
2つの承認欲求
低位の承認欲求は
・SNSの”いいね”の数に振り回される。
・他人の価値観に合わせて、他人からの評価を得ようとする。
・感謝されないと態度を変える。
・かまってちゃん。
・・・そんな軸が「他者」にあるあり方
一方で
高位の承認欲求は
・自分で自分を承認できる。
・人にどう見られるかよりも、
自分の喜び、達成感、願い、に従って楽しんでいる。
・他者の依存から自立して、自分の中で立てた基準や目標に従える。
・・・そんな軸が「自身」にあるあり方
ふと、自分はどっちかなと思うと、
まだまだ低位の承認欲求ばかりで
薄っぺらさに恥ずかしくなっていたわけですが・・・
子どもたちは、最初は高位の承認欲求
1〜3階層の欲求を満たした子どもたち
(食べる、眠る、愛されている、自分を大事に思える、安らげる)は
最初は自然と、
自分のしたいことにどんどん挑戦していく。
自分の喜び、自分の達成感を味わっていく。
そして、大人にも「できたよ〜」と承認を求める。
その時に、大人がかけがちな
「えらいね〜」「すごいね〜」が
相手を軸とした、承認欲求に子どもたちを方向付けてしまう
言葉になってしまっているというのだ。
大人の価値評価を付け加えてしまうことで、
せっかくの、高位の承認欲求を低位に落としてしまう。
勿体無い・・・・
どんな声かけがいいの?
「できたね〜」と、その事実をただ認めて受け入れること、
本当はそれだけでいい。
大人の価値評価を入れない。
子どものありのままを、そのまま受け止める。
無理に干渉しない、口を出さない、指示をしない。
子どもたち自身から湧き上がる、
興味・関心・チャレンジをそのまま伸ばし、
達成する喜びを味わっていくプロセスを
存分に感じさせてあげる。
これが何よりも大事なスタンス。
反省
自身も子どもたちについ
「すごいね〜」と声をかけていたので、
子どもたちも
「すごいでしょう〜」と言いながら見せるのが、口癖になっている。
2、3歳の頃から、「すごい」「偉い」という言葉が欲しいという思いが
出てきてしまう声かをしてきたことを反省。
大人になってもなお、他人からの承認欲求で
振り回されている恥ずかしさを相まって、
声の掛け方や、見守り方を、これから工夫してみようと
心に決めた学びとなりました。