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20241026/これから書こうと思う事(仮)Vol.9

私は世代的に言えば「就職氷河期」にあたります。ですが「氷河期」だと思ったことはありません。そんなことを考える余裕は当時ありませんでした。

何度も書きますが、私は高校を中退しています。記憶が(覚えていたくないのか)曖昧なのですが、色々あった末に親に「産業廃棄物」の工場に放り込まれました。

当時、学校に行かない(行けない)というのはただの「怠け」「甘え」としか認識されておらず、「人生を棒に振る」行為としか考えられていませんでした。

まぁ、私も(甘ったれた考えでしょうが)「そうか、俺の人生終わりなんだ」と他人事の様に考えていたと思います。

そう言えば、高校の担任に「お前の人生終わるぞ」と言われましたね。担任の思い出はそれだけです。

親も私を心配しての行為だったのでしょうが、「工場」での扱いを思い出すと、今でも「学校に行かない」ことについて理解がなかったな、と思います。今でも恨んでいます。生涯許すことはないでしょう。無論、死ぬまで蒸し返すつもりもありませんが。

「工場」では労働基準法無視で、朝から晩までこき使われました。怒鳴られるのは当たり前で、よく当時の私は我慢したなと思います。若かったからかな。けれどあそこでの日々はPTSD になりかねないモノでした。

「暴力」は私にはありませんでした。流石にそれをやると逃げ出すと思ったのでしょう(逃げてましたね)。しかし日常茶飯事に暴力は「工場」内、特定の人に行われていました。

今でも、この国の何処かで(どこでも)起こっている事実だと思います。「ブラック企業」とか言ってますが、それくらいでないとこの国はやっていけない。それだけの事だと思います。

別に好きで私は「学校に行かなく」なったわけではありません。やりたい「仕事」、なりたい「職業」があったわけではありませんが、勉強はしたかったです。

しかし、このまま「工場」にいたら、どんなに立派な夢を思い描いていても虚しいだけです。「高校中退」のレッテルと言うか、事実の前に。

勉強を再開し(「工場」で働きながら)、大検を受け、大学に進学しました。勿論「工場」は辞めました。一悶着ありましたが。

大学と言っても「通信制」の大学に進学したため、別にゼミとかサークルとかは関係ありませんでした。相変わらず働いていました。まぁ学生のバイトには不自由しませんでしたけれど。

単位を取って「大卒」の資格だけが欲しくて、懸命に勉強し、働き、勉強しました。バイト先では少しはありましたが人付き合いとかはあまりなかったです。多分当時誘われても迷惑したでしょうが、コンパ(合コン)も一度も行ったことはありません。

なんとか4年で卒業できましたが、そこに辿り着くまでに必死で「就職」のことなんて、四年生になるまで忘れていました。本末転倒と言うか、勉強に必死で仕事のことなんか考えてもいなかったのです。

暇つぶしに立ち寄った書店の就職コーナーで青くなったのを今でも覚えています。このまま就職できず、ただのヒトに戻ったら昔に逆戻りになる。また、あの日々がやって来る。それだけは嫌でした。

けれど、就きたい仕事なんてモノはなく、自分に就ける仕事があるのか?それすら全くわかりませんでした。「通信制」でしたから、誰に尋ねたら良いか分からず、相談できる友人・知人もいませんでした。

就職サイトに登録して、恐る恐る就職活動を始めましたが「悲惨」の一言に尽きました。思い出すのも苦痛です。「自分」という存在がトコトン嫌いなのに「自己PR 」なんてできませんでした。自分の「長所」?「短所」? そんなモノを捻り出して(無理矢理と言うか、大体テンプレートに沿ったでっち上げ)面接官の前で「元気よく」話すのは本当に嫌でした。

嫌なのが面接官にもバレバレだったのでしょうね。随分酷いことを言われました。他の就活生もいる前で延々罵倒されたことも一度ではありませんでした。

結局、どこに行っても、なにをしても怒鳴られる星の下に生まれたようです。

最終的になんとか内定をもらい就職はできましたが、ブラックでした。一年持ちませんでしたね。「新人研修」の頃から問題児でしたから無理もありませんが。

研修中も自分の「長所・短所」について話さなければいけない場面もありました。しかし、人間には「自意識」というモノもある以上、自己を客観視して、長所などについて語ることは不可能だと思うのですが。

しかし、それを言うと「自己分析」ができていないとか言われます。今の学生さんもそうなのでしょうね。AI が答えてくれるのかな?

とにかく私にとって「就職氷河期」などと言うモノはなく、最初から現在に至るまで「冷たい」ままです。暖かかったことなんて一度もありません。多分、これからもないでしょう。

いくら「大検」に受かっても大学を卒業して「大卒」の資格を取得しようとも、「高校中退」のレッテル、事実はついて回ります。オマケに今は障害者です。もう若さも無くなりました。お先真っ暗です。今は就労継続支援 a 型に在籍してますが、明日のこともわかりません。法改正で全国で5,000 人の障害者が職を失ったことをご存知でしょうか?(実際はもっといると思います。これからも増えるでしょう)。

それでも生きていかないといけないですし、そのためにはお金が必要です。しかし、だからと言って今の状況はあんまりではないかと八つ当たりでもしたくなります。

時々、生きるのを辞めたくなっても責められることないのではないかと、思います。事実、私はこの数ヶ月危ないバランスにありました。まぁ、それはいいのですが。

「先の見えない不安」と戦いながら日々を暮らすのは大変辛く厳しいモノです。今日は衆議院選挙の期日前投票に行ってきましたが、候補者の名前を睨んでも、溜息も出ませんでした。目の前の名前が、私の生活を助けてくれるとはとても思えません。帰宅中、選挙カーが走っていましたが石を投げたくなりました。

ナニワラッテイルノデスカ?

アナタタチハ?

疲れてきたので、この辺で終わりにします。
もうすぐ今年も終わりますが、来年も生きていられるのかなあ?

あまり自信はありません。

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