本を読む速度①
高校・大学受験や司法試験を通じ、本を読まなければならない状況は何度も経験してきた。私は本を読むのが遅いほうであり、初見の本であれば、10ページに一時間くらいはかかっていた。しかし、どうやら10ページどころか、一冊を一時間で読めてしまう人間もいるらしい。
読書スピードなど、本の内容や読書の目的によって大きく異なることは自明だ。私が読んでいた本は専門的な分野(法律の基本書等はさいたるもの)に関するものが多かったし、慎重に読まなければ死活問題であったため、一般的な読者よりも心理的なハードルは高かったはずである。
しかし、同じ境遇で、同じ本を読んでいるはずの人間の中に、私よりも圧倒的に早く読み終わるものが多数いた。こうなると、自分の読書スピードがなぜこうも遅いのか、関心がわいてしまった。
色々と考えていると、どうやら、私は本を読んでいるときに、無意識のうちに負担をかけていることが分かった。
明日以降に続きを書く予定。