とにかく行動!『感情的にならない本』読書メモ
めっちゃ自分のための本
本屋さんで面陳されていたが2020年出版の比較的以前のものでかなり売れている本らしい。
表紙にあった「白黒ではなく薄いグレーか濃いグレーか」「不機嫌な人は幼稚に見える」など今の自分の課題にぴったりだったので購入。
今年は中間管理職としても、プレイヤーとしてもかなり業務の幅や量が広がった年であり、自身にも他者にも向き合う年でもあった。
元々内向的で決めつけがちな性格でパートナーからも指摘され続けていたので何とかしたいし辛いな~とずっと思っていた。
内容がまぁ今の自分に刺さる刺さる…気になる所に付箋を貼りながら読んでいたら付箋だらけになってしまった。
第一章 人には「感情的になるパターン」がある
まず感情は押されれば押し返そうとする、相手が強く出ればこちらも負けまいと強くでる。だから感情的になりやすい人は引くことを覚えましょう。という点。内向的だが負けん気が強いという面倒な性格なのもあり、その場では表面上は大人な対応をしても、後々未練たらしく怒りが多方面に向いていた。めっちゃ自覚ある…。
たぶん何でもコントロールしたい欲があるので気に入らない事にイチイチ腹を立てている。どうにもならない人は放置する、悪感情は周りにも伝播するから受け流す(悪い感情は良い感情よりも強い)、人の気持ちは変えられない、という自分から見ると結構ドライだな~と思う事が書かれているがたぶんこれぐらいでちょうどバランスが取れるぐらいの考え方なんだと思う。
第二章 「感情コンディション」を整える
上記みたいに感情的にならないようにじゃあ具体的にどうすればいいのか?という内容。
考えても答えの出ないことは今の自分には関係ないことだと知る。
答えが出ることか、出ないことかで仕訳けてうだうだ悩み続けないという点、こちらは結構色んな本で見るけど毎回忘れる。
嫌な感情は放置。別のものに関心を向ける、自分の気持ちと向き合わない。
これ内向的なタイプだと永遠に自分と対話し続けられるのですごいわかるけれど難しい。
じゃあ向き合わないためにどうするかと言うと基本は動く事、行動から変えていくとのこと。う~~耳が痛い。思考のループにはまってネガティブな結論に至り動けないという事がまさに続いている。
ためらいが生まれたら「ともかく」と言い聞かせる、きっちりしたシナリオを描かない、内向きになると不機嫌になるので「それもそうね」と切り替える、等。とにかく内向きになりすぎるな!かってに妄想するな!動きな~!という事が書かれている。
これ油断すると癖ですぐ自分と対話し始めるので意識的にやっていかないと難しそう。机に貼っておくとかでも良さそう。
第三章 「曖昧さに耐える」思考法
曖昧さ、これめちゃくちゃ自分に欠けているという自覚がある。最近ではネガティブケイパビリティとかよく聞く。曖昧さとゼロヒャク思考とバランスを取るのが大事だと思うが自分には圧倒的に曖昧さに耐える思考が足りていない。曖昧さに耐えられない=未成熟、認知的に未熟とあって大人なフリをしているけれどめちゃくちゃ幼稚なんだな…自分…とまた自分とクヨクヨ対話しそうになる。危ない。
グレーのグラデーションに注目する、「まぁいいや」で切り上げる、敵味方で判断しない、パーセンテージで結果を予想する、など。とにかく決めつけるな!ってことが大事だよって事。
第四章 「パニックに陥らない」技術
自分は予期しないことに遭遇したり、○○だったらどうしようと考えるだけでも血の気が引く感じがしてプチパニックに陥りやすい。
感情的になりやすい人は本人も気づいていないパニックになりやすいとのこと。目の前の結果が途中段階なのに最終結果だと思ってしまいパニックになる、「ではどうするか」「今はともかく」と言いきかせるのが効果的とある。ここも三章にも通じる曖昧さを持つことが大事だと気づかされる。
第五章 「いつでも気軽に動く」技術
自分が大学ぐらいの時、やらないよりやったほうがいいの精神で割と色んな所に顔を出したり、企画やイベントに参加したり今よりかなり動いていた。が、結果が伴わなかったり、いやな思いをしたりで社会人になって徐々に動く事をやめていったという経緯がある。
ハッとしたのが行動にはネガティブな面ポジティブな面両方あるからセットで考えようという点。行動に限らず物事は全て良し悪しセットだという考え、行動に根本的解決を望まず、たとえどういう結果が出たとしても、その先を考えて動かないよりよっぽど感情が刺激されて気持ちが明るくなるよという言葉に昔の自分を肯定してもらった感じで何とも言えない気持ちになった。
あの時嫌な思いしたけど良かった所もあったな~何より動いている間は楽しかったな、と。ずっと嫌な感情にスポットを当ててあれは間違いだったと思ってきたが、少なくても行動している時は楽しかった。
人生は小さな度胸試しの繰り返し!とあり自分が傷つかないよう内向的になり、守りに入っていたら本当に狭量で幼稚な人間になってしまうんだ~やばい!と気づかされた。
第六章 「小さなことでクヨクヨしない」技術
一つの事にクヨクヨしている人は平和。どんどん動いて色んな災難に巻き込まれた方がクヨクヨしない、とある。結構スパルタだな~と思ったが自分みたいなタイプはこうでも考えないともう癖になってるので直らないとは思う。
五章でもあったが動くことは常にプラスマイナス二つの効果を生み出す、クヨクヨしてもしなくても結果は同じとのことで、あまりにも自分はマイナスを恐れていたのかもしれないと感じた。自分が停滞している空気の中にいるという事に気づくのも大事だよ、とあり、まさにめちゃくちゃ停滞した空気の中でじっとしすぎていたなと気づいた。
まとめ
ゼロヒャク思考でダメだった時や役に立たなかった事を考えすぎて気持ち的にも行動的に引きこもる癖がついてしまっていた。
そこそこの歳になってきたこともあり、思考の柔軟性も徐々に固くなってきている自覚もある。
年末の休みのタイミングということもあり、今日ずっと気になっていた近くの公園にでかけてみた。暖かい日で日差しが気持ちいいな~と少しささくれていた気持ちが丸くなった気がする。
来年の目標は月に一回たとえ小さい事でも知らない所に行ったりやった事ない事をやるを目標にしようと思う。