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ひろがるスカイ!プリキュア 感想㉕

第49話「キュアスカイと最強の力」

結局スキアヘッドとカイゼリンってどんな関係なんだろう?の答えが、利用する為に愛してるふりしてましたってなんだそれ。なんとか整合性を取る為には、こうするしかなかったかもしれないけど、なんか素直には飲み込めないな。作品に生じていた歪みを、全てスキアヘッドに押し付けた感。

アンダークエナジーが最強の力って言うけど、信仰してるのって実はスキアヘッドさんだけなのでは?記憶の封印とか上書きとか、もはや何でもありか?スキアヘッドさん的には、力が全てという思想が何よりも絶対で、それに背く思想は全て危険思想とすら思ってそう。

スキアヘッドさんからしたらカイゼリンは、アンダークエナジーを容れる器でしかなかった。ちなみに真の名はダークヘッドだったらしい。肌の色が紫になったぞ!!

マジェスティを復活させたりプリキュアに負けたりとか、全部スキアヘッドさんの計画通りだったのか。いや、ダークヘッドだけど。カイゼリンさん、胸に槍刺さってるけど、けっこう長生きしますね。

遂に来たぞ、アンダーク帝国!カイゼリン救出作戦だ!なんか文明とか栄えてなさそうだな、この帝国。めっちゃ過疎ってそう。

ウィングくんとバタフライさん、ここは任せてお前らは先に行け!じゃん。バッファーがいなくなるのはちょっときつい気もするけど、しょうがないか。マジェスティさんとウィングの別れ、傍から見たら修羅場でしかなくておもろい。自分のナイトのついでみたいに、あげはもだよって付け加えるなよ。

ここは任せてお前らは先に行けっ!Part2。今度はマジェスティさん、お前もやるのかってなったよね。なんの為にプリキュアは1人じゃないんだって、23話でツバサくんも言ってたな。実際ワンオペしてたエルレインさんは、大変そうだなぁと思いました。

カイゼリンさんの中にも、ヒーローガールスピリッツがあったんだな。そのヒーロー的要素を利用しようとしていただけだったのか。その為に300年も相手してたとか、ずいぶん気長ですね。

アンダーク帝国に居るだけで、プリキュアからしたらデバフになるらしい。「お前らの有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!!」じゃん。卑怯だぞダークヘッド!!

プリズムを人質に取り、スカイにアンダークエナジーを求めさせる、本当に卑怯だった。

ここに来てキュアスカイ新フォーム登場……だと!?もう49話だぞ!?若干のGoth味を感じる色合い、普段のヒロイックなスカイとのギャップが良き。腰のリボンや片翼の黒い翼、こんなのダークヘッドじゃなくても素晴らしいッ!!って言っちゃうよね。

ダークヘッドさん、入れ物を手に入れて嬉しいんだろうけど、急に感情出し過ぎだぞ。もうちょい冷静でいてほしかったぜ。あと無粋なツッコミかもしれないけど、ダークヘッドの語るヒーロー像って、どう考えてもスカイよりプリズムが当てはまってる気がする。

いやプリズムの光強いな。闇落ちキュアスカイはあくまで、アンダークエナジーに光の力は負けない事や、スカイとプリズムの関係性の強さを、証明する為の役割を担ってましたね。仮面ライダーならもっと引っ張ってそう。

カイゼリンさん、偽りの記憶を植え付けられ、300年見当違いな恨みを抱え、信頼していた部下にも手酷く裏切られ、マジで散々だな。最後にキュアスカイと手を取り合えて良かった。

第50話「無限にひろがる!わたしたちの世界!」

遂に最終決戦!ヒーローの出番です!

レイドボスみたいなやつ出てきたぞ、でかい蛇だ。ダークヘッドさん、こんな姿になってしまうなんて……いや本当にレイドバトルみたいだ。かわいそうなくらいボコられてます。必殺技連打でゴリ押しだな。

蛇さんこの期に及んでカイゼリンに付け入ろうとするなよ、流石に見苦しいぞ。一度手酷く捨てた女に縋ろうとするな。

流石バッタモンダーくん、嫌な奴の思考をよく理解してる。カバトンさん達頼りになるなぁ、バッタモンダーくんも戦ってたっぽいな、傷を見るに。本当の最終決戦はソラシド市で行われるのか。

なんかかっこいい挿入歌キタ!プリキュアってこういう曲流れたりするんだ、5人で並んでるし、スーパー戦隊みたいだな。腕組んで仁王立ちで、啖呵切るハレワタールちゃんかっこいいぞ。今こそヒーローの出番だ!

5人で放つ"ひろがるせかいパンチ"は熱いな。閉じた世界に引き籠もってるやつに、広がり続けるプリキュアは負けたりしない!……ここちょっと耳が痛かったですね…。

結局アンダーク帝国に戻ったのね、三馬鹿たち、普通に仲良さそうで何よりです。和平は結ばれたらしい。カイゼリンさんがかわいいぬいぐるみ持ってるの、なんかあざといですね。手作りなのが尚更。

ハレワタールちゃんはスカイランドに帰るのか。スカイランドってお手紙届くの?住む世界が変わるだけ、いつぞやも言ってたな。それでも別れは寂しいもの。

スカイランド勢はみんな帰っちゃうのか。片付いた部屋とか見せられると、普通にしんみりしちゃいます。「エル、赤ちゃんだから分かんないよぉ〜」するあざとプリンセス恐ろしいな。あざとくて何が悪いの?とか言いそう。

エルちゃんがちゃんとご挨拶してるだけで、なんだが感慨深くなっちゃいます。身体的には無理矢理成長させられたけど、精神面の成長はやはり、ソラシド市での生活が大きく影響してるんだろう。

ハレワタールちゃんの荷物でっか、何詰め込んだらそうなるの?よく平然と背負えるな。いつぞやにましろさんは、いつか別れの日は来るけど、それは今じゃないって言ってたけど、遂にその日が来てしまった。ましろさんが「帰るの明日にしない?」と言うのは流石にやばい、やっぱりお別れしたくないよね。それに対して涙ぐみながら、笑ってお別れしましょうはずるいでしょ。ましろさんにとって、ハレワタールちゃんはやっぱりヒーロー。

感動的なお別れしたけど、次の日また会いきちゃう。このカラッとした雰囲気がひろプリって感じしますね。冒険は終わったとしても、いつもの日常はずっと続くし、どこまでも広がっていく。澄みきった青空のように。

そんな感じの49話、50話でした。

最後に「ヒロガリズム」流れると、きれいな最終回だなと思わされる。いや、実際きれいだったけどね、最終回は。そこに至るまでの細々とした引っ掛かりが、あまりにも多かった気もしますけどね。

僕は約2ヶ月で見終えたけど、1年かけてハレワタールちゃん達に惚れ込んだ人々が、最終回で味わう喪失感たるや、想像するだけで計り知れないものがありますね。心中お察しします。

思うところはいろいろあるけれど、全話観終えて感じるのは、確かな喪失感と清々しい爽やかさです。この作品と出会えて良かった、心からそう思っています。

#アニメ感想文 #ひろプリ #神回




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