第52思 自閉症児の進学相談 ②
前回の続きです。
その後、しぶしぶ旦那は中学支援級への手続き書類を書いてくれました。
それを学校に提出。
……したのですが。
その日、旦那宛てに学校からの着信×3 ※後日旦那談・仕事中で出られず
家電に着信 私出られず
私の携帯に着信
何だ何だと思ったら、小学校の支援級のオラオラ系の主任からでした。
「支援級志望の書類ですが、書いたのお父様ですよね?」
「はい」
「困るんですよね。市提出への書類に、枠外の書記をされちゃあ」
「……はい?」
「お母様、記入した書類、ご覧になってないんですか!?」
「……はあ」
何でこんなに憤ってるんだこの先生。
「○○中学校、第1学年 支援級を志望しますと書いて欲しかったんですが!?」
「……はい?」
「○○中学校 第1学年 ”のみ”志望と書かれてもねぇ」
「……はあ」
”のみ”と書いた、旦那の通常級への固執。
そして、そこに固執している先生への変な憤り。
私は両方への嫌悪感を抱きました……。
「すみませんでした。旦那ったら、もう、ね……」
苦笑してそうお答えするしかなかった。
「明日また、同じ書類をお渡しするので、今度はお母様がきちんと記入してくださいね!」
「……すみませんでした」
もう、何なんだ。
娘が中学でも支援級が望ましい。
学校側がそう誘導するのではなく、いわば押し付けみたいな感じ。
小学校で支援級でも、ヘタな先生に当たることもありました。
毎日の連絡帳には、日々の娘の奇行、困りごとについての記載ばかり。
「傘をささずに学校に来てびしょ濡れでした」
「家庭科の授業で何回も熱いアイロンに触ろうとしたので、厳格に注意しました」
「なわとびクラブ所属なのに、その時間には一輪車で遊んでいました。叱りました」
そのことを連絡帳に記載の上、私に直接電話を入れてくる当時の担任。
「……連絡帳で読みました。なぜわざわざお電話するのでしょうか?」
娘相手、教師相手に落胆し、そう電話口で聞いてみると、
「家でもきちっと叱っていただかないと、学校で改善する様子が見られないので」
その30代男性教諭は申しておりました。
”○○先生、お子さん3人いらっしゃるから、きちっとしてますよ”
と、その男性教諭が担任になる時に、前任の先生にそう言われた。
子どもがいようがいまいが、教師は向き不向きがあるように思います。
向き不向きというか……相性ですかね。
合う合わない。
今の市区町村の条例では、教師在任中に支援学級を2年だか3年だか担任しないといけないみたいです。
教師本人の意向に関わらず。
いわば軍隊入隊期間なのかなぁ。
いや、自分で志願して、もっと勉強したいからと大学で学び直す教師もいらっしゃいます。
(まあ、その間も小学校には所属したままなのでお給料は出ます)
私は娘が快適に過ごせる世の中を望みます。
この間、娘が好きな市営プールで、好き勝手やって危ないこともやって、親が叱られましたが……。
私も発達障害があるので、やってはいけないけれど、やってしまう。
または、何でこれをやっちゃいけないの? という気持ちはよく解ります。
「犯罪に巻き込まれること、犯罪をおかすことさえしなければ、自由にされせばいいよ」
と言っていた、町内会のおっちゃんに言われたことを胸に抱いて。
これからも娘と生きていきます。
……凹むこともたくさんありますが。