第51思 自閉症児の進学面談①
娘、12歳。小学6年生。
身長145㎝。体重26㎏。
自閉症児。
そんな娘も、来年は中学校へ進学します。
中学校は通常級でいくか。
それともやっぱり支援学級か。
ずっと学校と、支援団体と、旦那と、私は狭間に立ってました。
この間、学校での様子を先生方が市へ報告し。
その後、市からも「中学校も支援級が相当」との回答がありました。
旦那、激怒。
「娘のどこがおかしいっていうんだ!?」
いえね、旦那曰く、娘の言動は性格であって障害じゃないと。
通常級の授業にちゃんと出られないのは、「怠慢」だと。
だけど娘は、他の子と授業に出たいけれど、出られないんだもの。
教室に入るのも躊躇しちゃうし、授業を受けるとなると集中力が続かないんだもの。
ノートをとることもできなくて、つまらなくて、授業中に図鑑を読んだり、木工用ボンドで遊んじゃったり、「しちゃう」んだもの。
私もADHDがあるので、娘の気持ちはよく解ります。
初めからできてたら、ちゃんとしてるっつーの。
それで、中学進学へ向けて校長面談があるということで、旦那共々小学校へ赴きました。
校長と担任の先生との面談だけかな、と、私も旦那も思ってたんですが……。
校長室に通されて、ずらりと揃えられた面々が、
校長先生、教頭、支援級の担任、支援級の主任、それから存じ上げてない先生(多分、支援児サポートの先生)……私旦那に対して、お相手は5人の先生方。
ぐるりと囲まれました。
教頭先生「中学での教室については?」
私「支援級が理想ですが、娘はことあるごとに”自分は支援級だから”と逃げている部分もあるので、どうしたらいいか解りません。お父さんに一存します」
旦那「どこの環境でも慣れれば慣れるでしょう。支援級に行くという意味が解らないです」
支援級主任「慣れていないから、未だに小6でも支援級なんですよ! 中学進学で環境も変わって、それから同時に通常級に入ったら、娘さんのストレスは計り知れないです! 極端な例を申し上げますと、不登校になってしまいますよ! そういう話は残念ながら多々あります!」
支援級主任の先生は、あまり面識がなくて。バイタリティある先生だとは思ってたけど、ここまで親御に対しても怒号を浴びせるのか……。
ちょっと怯みました。
旦那「じゃあ……検討します」
さすがの旦那も面食らった。
(旦那は教師ではないけれど、教育関係の仕事に就いています)
校長「支援級ということで進めていいんですね」
旦那「あの……考えます」
教頭「3日後までこの書類を提出してください」(←中学支援級希望の公的書類)
旦那「えと、検討します」
校長「支援級でいいのかな?」
教頭「この書類に記載していただければそうなります」
……、……、……。
私もね、自閉症児の相談機関で、「中学も支援級が望ましいんですけどね」と言っていました。
支援級の担任の先生にもその旨をお伝えしていました。
けれど、ここまで学校の先生方に囲まれて、説き伏せられるのは、少々旦那も可哀そうかな、と。
ってか、なんでここまで先生方が勢ぞろいしたのか、解らんです。
娘のことを思ってなのか、それとも市の勧告(?)に従えということなのか……。
何だろう、どこまでが、どこまでなんだろう。
今まで娘の学校の先生方には感謝ばかりでしたが。
この校長室での件で、先生方は「市に従うように」と行く先をレールに嵌め込もうとしているようにも思えました。
何で怒号が飛び交うんだ?
私はずっと中学も支援級派でしたが、何が娘にとってよくて、悪いのか、解らなくなってきました。
これが「大人の敷くレール」なんですかね。
また後述します。
余談ですが、私は昔から”教師”というものが嫌いです。
大学からの同級生で教師になった友だちは何人かいますが……、
「今までのサークルの部費、遠征代等、30万くらいバックレた」という高校教師になった奴もいます。
「田んぼに要らないタイヤとテレビを捨ててきた」とう中学教師もいます。
もう、ロクなもんじゃない。
皆、県外から来た大学の同期ですが。
私も教員免許持ってます。
でも、「教師が信じられないから教師を知りたい」との目的でカリキュラムをこなしました。
別に教師なんてなれる度量はなかったですしね。ADHDですしね。
高校教師とつき合っていた時、(私は24歳)「私は教師という職業が嫌い」と相手に言ったら、「何てこと言うんだ。これほど立派な職業なのに!!」とキレられました。
いや、……、まあ、ここでは何も言うまい。
教師は教師という職業がこの世で一番崇拝すべきと思ってる時点で、……いや、……まあ。何も。
すみません、横道にそれまくりました。
また、気が向いた時になりますが、話は続きます。