微弱電流とはどのようなものかご存知ですか?
皆さんこんにちは!
東京の整骨院で柔道整復師として勤務している佐藤俊生(さとうとしき)です。
今回のnoteでは、最近スポーツ現場などでよく耳にする「微弱電流」について書かせていただきます。
皆さんは整骨院やスポーツ現場などで微弱電流を使用していますか?
僕が勤めている整骨院では、
炎症が強く電療が行えない方
早く組織を回復させたい方
電療のビリビリとした刺激が苦手な方
に対して微弱電流をよく使用しています。
小型のポータブルな製品が多く東京オリンピックでも活躍したことで、微弱電流の知名度はとても高まっています。
そのため、身近な患者さんや運動が好きな方でも、微弱電流を知っていたり、機械を持っていたりするかもしれません。
微弱電流はほとんど刺激もなく、実際に受けてみると何をされているのかわからないので、効いているのか実感が得られにくい、という特徴があります。
なので、患者さんに行うときに、個人で購入して使用している選手に
・微弱電流とは何なのか
・微弱電流を行うことでどのような効果があるのか
・他の電気とは何が違うのか
などを説明できるように、このnoteを読んで参考にしていただければ嬉しいです。
今回のこの記事を読んでいただき、微弱電流をどのように使うか考えるきっかけになっていただけると幸いです。
微弱電流とはどんなもの?
先ほどから何度も微弱電流という単語を使っていますが、皆さんは微弱電流とは何かご存知ですか?
微弱電流はマイクロカレントとも呼ばれる電流で、微弱電流刺激のことをMES(microcurrent electrical stimulation)といいます。
人の体には、常に生体電流と呼ばれる微弱な電気が流れていると云われており、東洋医学では「気」という言葉で表現されています。
生体電流は正常な身体の状態を保つために重要とされており、血液やリンパの流れ、脳や心臓、筋肉などの動きはこの生体電流の電気信号に従っています。心電図や脳波の検査もこの生体電流を測定しています。
治療機器を用いて身体に流す「微弱電流」とは、この生体電流と同じようなレベルの電流を人工的に作ったものです。
他の電療とは何が違うのか
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