結局は美談に
おはようございます。
毒親育ちのゆうです。
今日のテーマは
「やはりその苦しみというのは当事者にしか分からない」です。
🌷🌷🌷
もう20年近く前になるけど、
いわゆるACで悩まれている人なら多くが
名前を知っているであろう著名な先生のグループカウンセリングに参加した。
私は地方在中だけど、お越しになられるとのこと、自分にとっては高額だったが申し込んだ。それだけ日々苦しんでいた。
母が存命中に私にしてきたことが
いかにおかしかったか、
(母はその数年前に亡くなっています)
そのことで自分の現在が良くない影響を
たくさん受けていて苦しいので、改善されたい思いでいっぱいだった。
🌷🌷🌷
初めてそう言ったものに参加したので
すごくドキドキした。
あまり詳しくは書けないけど、
私はその時のなやみを必死に吐露した。
その後、先生はドラマ仕立てのカウンセリング(?)を私にしてくれたのだが、
結局は「お母さんも愛情があったし、あなたもお母さんのことが好きなんだよね。」みたいな結論で終わった・・・
めでたしめでたし👏🏻という感じだった。
その場は🤦🏻♀️
だけど、その後も苦しさは少しも癒されることはなかった。
🌷🌷🌷
20歳頃から本当に自分の毒親問題が
苦しくて仕方なかった。
母は私が自分の家庭の毒に気づいてしばらくして亡くなったのだが、「もういないから良い」
ということには少しもならなかった。
過去のフラッシュバック、悔しさは
ずっと私に取り憑いていた。
なので、それ関連の本を貪るようにたくさん読んだ。(当時はSNSなど無かったので)
🌷🌷🌷
世間で誰もが名を知っている宗教家の方にもメールという形で相談もした。
帰ってきた答えは「お母さんはあなたを愛していたのよ!」というものだった。
流れとしては美しいですよね•••
🌷🌷🌷
結論として思うのは、
世間に名の知られている方というのは、
最終的には、そこで求められている
答えに持って行きたいんだよね。
「なんだかんだ言って親は子に愛情がある」
みたいなことが試験の正解のように🙆🏻♀️マルをもらえる美しい回答だから。
医学的理論や心理学、宗教的な知識にはすごく長けておられると思うのですが、その毒親に育てられた苦しみは分からない。
🌷🌷🌷
たまに不妊治療や、逆縁で苦しまれている方の
ブログを読ませていただく。
そこにやはり書かれているのは
「その苦しみは当事者同士しかわからない。
確かにお医者さんやカウンセラーの方は高度な知識は持たれているのかもしれないけど
本当に的確に苦しみを理解はされていなかった。」ということだった。
🌷🌷🌷
世の中には、たくさんの悩みがあって当然全てを一人の人が背負うことはない。
当然「自分に縁のない悩み」というのも出てくる。ただそれに対して気軽に
「〇〇したほうがいいんじゃない?」
「〇〇すべきだよ。」
「そんなこと考えてどうするの?」
みたいなことは絶対に言ってはいけない。
浅い知識もひけらかしてはいけない。
ただ、もちろんその人に元気になってほしい•勇気づけたいという想いがあってこそだから
すごく難しいと思う。
自分も気をつけたいと思う。
🌷🌷🌷
毒親育ちで言うとよくあるのが
「いつまで過去のことにこだわってるの?(笑)」
と言うもの。
私には以下の例えに思える。
例えば、足を怪我してリハビリを頑張っている人がいるとする。その人に対して
「いつまで室内に閉じこもっているの?
外に走りに行けばいいのに。」
と声をかけたら当然、許されることではないよね。
毒親育ちがかけられる「普通親育ち」からの言葉もそれと同じに思える。
🌷🌷🌷
結局は毒親育ちの苦しさは、それを経験した人にしか分からない。「専門家」と呼ばれる人には助けてもらえることもあるかもしれないけど、
しっかりとした共感まではしていただけない。
🌷🌷🌷
近年のSNSの発達により、多くの毒親育ちの方の心に触れることができるのは本当にありがたい。(できれば10代のうちにそのようになりたかった気持ちもあるが)
そこで「自分だけではなかった」とか「自分がおかしいのではないのだ」と感じた時にすごく救われる。やっと少しずつだけど浄化されていく感じ。
なのでこれから、そういった苦しんだ方には誰よりも幸せになってほしいし自分も前を向いて行きたいと思う。
🌷🌷🌷
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました🙏🏻