わたしが書物占いをする理由
しあわせに生きるため
わたしが書物占いをする理由は、
ズバリ!
しあわせに生きるため。
占いを受けるのって、みんな今よりもしあわせになりたいという想いがあるからだと思う。そのために「どっち選んだらいいんだろう?」とか、「こんなときどうしたらいいんだろう?」とか真剣に迷ったり悩んだりしてる。
これは、「ネイチャーズナラティブ」の裏表紙より抜粋した一文。
わたしも含めて、しあわせは今この瞬間実践していくことなのに、「○○したら、○○できれば、」となにか条件を達成したら実現することだと思い込んでいる。
じゃあ何を実践することが幸福なのか。
わたしは、ものの観方を変えることと、感じ考えたことを行動することが幸福を実践していくことだと考えている。
ただ、基本思い込みが激しく、「もうだめだ。」「どうせわたしなんて。」なんて言い出した日には、生き地獄まっしぐら。幸福とは真逆の方向へと突っ走ってしまう。笑
だからそんなときに、本に助けを求める。
自分の価値観を知り、拡げる
問いを立てて出たメッセージはその瞬間のわたしに必要なメッセージ。問いを立てることで、現実の世界で困っていることや次の手立てが見えてくる。それと同時に、そのメッセージに対して湧いてくる感情が今の自分の価値観を明らかにしてくれる。
共感があれば自分も大切にしていたり大切にしたいと思っていることだったり、抵抗感があれば受け入れがたいことだったりする。
次の一歩を踏み出すためのメッセージが出ても、受け入れがたいこともある。けれど、大抵はそっちを選ぶほうがしあわせへの近道。
それは価値観を拡げる機会で、自分自身がラクになるチャンス!
ものの観方を変える
観方が変わる瞬間って、「○○すべき」っていう縛りや思い込みから放たれる瞬間。
先日、グループホームでの仕事中。昼食後に入居者の方に口腔ケアを促していたわたしは、「口腔ケアを促すために声をかけるべき。」という思考の中にいた。
だけど、目の前にいる入居者さんの視線と心は窓の外を向いていた。その様子を見た私は、「口腔ケアを促すことより大切なことがあるような気がする~。」と心の動くままにその入居者さんに関わってみた。
このときは、Nさんの「急ぐことは何もないよ。ほら見てごらん。」と言わんばかりのその様子が、わたしの観方を変える機会となった。
「この時間はこれをすべき」「口腔ケアをさせることがわたしの仕事」というのは思い込みで、「グループホームのルールの中で、そこにいる人たちの観察をすること」「共感すること」に楽しみを見出すことがわたしの仕事だ。
観方を変えることで、これまでとは違う選択をする機会が生まれる。これまで通りではうまくいっていないってことは、観方を変えて感じ方、考え方、行動を変える必要があるということ。
感じ、考える機会をつくる
日常の中には、誰かの助言や態度、目に入る色や言葉、起こることなど観方を変えるチャンスはいくらでもある。
ただ、鈍感に過ごしていたり、「今は○○すべき」という頭で考えていることだけに頼って過ごしていることが多いのが実情。
だから、書物占いを使って自分と向き合う時間をつくる。わたしがわたし自身に関心を向ける時間を意図的にもつのだ。
自分の力だけで内省しようとしてもぐるぐると同じ思考のループから抜けられない、なんてことはないだろうか。自分を省みてもすっきりもしなければ、ほっともしない。観方が変わらないままでは、感じ方や考え方もなかなか変わらず、同じところに居続けることになる。
内省する目的もしあわせであるためなら、ぐるぐる同じところに居続けることの苦痛といったら、ね。苦しいわ不満足だわ、としあわせの実感とは遠ざかっていくばかり。
書物占いは、内省のベクトルをしあわせへ向ける手助けとなる。