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自分に取り入れたい相手の一部

病院で働きはじめてから2週間目。
医療現場のいろいろをいろいろと思い出し始めている。

今週は、女性フロア担当の仕事についた。まだ仕事内容を覚える段階。
「やらんと覚えんけんねぇ。」と言って、部分的に任せる人もいれば、「自分がメインでやるから。」とほとんどやっていることを見るだけで終わることもあった。

女性の顔と名前は一致するようになり、前日やった仕事でもあったので、「点呼行きます。」と点呼をしに行ったのだが、その日の担当スタッフはわたしに任せることが不安だったようだ。
勤務時間が過ぎていたが、「疑うわけじゃないけど、もう1回点呼していくね。」と再度病室をまわっていた。翌日から2連休だから、思い残すことなく安心して帰りたいというのが彼の希望だった。

看護師に限らないだろうが、帰り道や帰ってから「やり残した仕事はないだろうか?」「申し送り忘れたことはないだろうか?」と不安を持ち帰るという“看護師あるある”のひとつ。

働きはじめて4日目のわたしに任せることが不安な気持ちも、思い残すことなく安心して休日を過ごしたい思いもよくわかる。

でもさ、これが働きはじめて1年経っていたとしても、その日のわたしが間違えることがないかというとそんなこともなく。
体調を崩して思考が働いていないかもしれないし、他に心配ごとがあって心ここにあらずの状態かもしれない。

その日どんな状態のメンバーと働くのか?
スタッフの観察やスタッフとのコミュニケーションをとって、わかりやすい情報だけでなく相手を知ることって大切。
だけど、忘れがち。自分に取り入れたい視点だ。





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