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やはりアカスリなんですね。
この休日も「駅前温泉」に行ってきた。
「駅前温泉」とは、駅から徒歩数分の場所にある源泉掛け流しの日帰り温泉施設の事だ。(ちなみに私が勝手にそう呼んでいるだけで、ちゃんとした施設名は別にある)
先々週のnoteにも書いたが、最近私はここにハマっている。こんなに身も心も癒せる場所が近所にあったのに、なぜもっと利用してこなかったのかと後悔の念を禁じ得ない。
先週は、というか先週も職場から休日出勤の要請があった。例のごとく(休日出勤手当なんぞいらんから、休みくれー!!)と心の中で叫びながら笑顔で引き受けた。その疲れを今週に引きずらないよう、可及的速やかに取り除くために私は朝イチで「駅前温泉」へ向かった。今回も温泉、岩盤浴(予約制・別料金)、サウナのフルコースである。
まだ人の少ない温泉に、のんびりとつかる。はぁぁ〜あったかい。手足の指先までじんわりほぐれていく。温泉成分が細胞の中にまでしみわたっていくようだ。天国ですか、ここは。
ゆったりと湯を楽しんでいたら、向こうの洗い場から、なにやら賑やかな声が聞こえてきた。そちらに目をやると、一人のおばさまが、もう一人のおばさまの背中を流しながら楽しそうにお喋りしている。
その話し声を、私は最初日本語だと思っていた。がしかし、ところどころ「〜ソソ」とか「〜ヌンデ」などと聞こえてくる。
ああ、これ韓国語だ。そしてよくよく見ると、手にしているのはスポンジではなく、四角いナイロン製のアカスリである。それでゴシゴシと背中をこすってあげているのだ。おー、やはりアカスリなんですね。
近所の温泉にいながら、ちょっぴり韓国の雰囲気を感じられた出来事であった。また行きたいな、韓国。
そして今回は、前回まで冷た過ぎて入れないと思っていた水風呂に、ようやく入る事が出来た。(まあ無理に入る必要はないのだけれど、サウナのあとの水風呂ってやつをいっぺんやってみたかったのだ)
手桶で水を浴びた時は「ぎゃっ!」と叫びそうなほど冷たいのに、ザブンと全身入ってしまうと案外平気だった。むしろ、ほんのりあたたかくさえ感じたのが不思議だった。
サウナ愛好家の方は、サウナ→水風呂→外気浴を適度に繰り返したあとに得られる、まるでトランス状態のような気持ち良さを「ととのう」と表現するらしいのだが、ビギナーの私もぜひそれを体感してみたいと思っている。
しかし冬場でも、水風呂のあとの外気浴ってするのだろうか?それはさすがに寒いよなぁ。
ま、もう少し暖かくなってからやってみる事にするか。